はっちん のホームヘージへようこそ!
こちらは、気ままに走り続ける一般市民ランナーのサイトです。
祝!走行距離10,000mと出場大会100回突破を記念して、
2006年6月より openしました。

はっちん の ラン!らん!Run!
ウルトラまん遊記

”ウルトラまん遊記” それは、はっちんが、過去挑んだウルトラマラソンの大会を克明に?
記録したノンフィクションドラマです。

大会名
サロマ湖100Kmウルトラマラソン(2002年)
歴史街道丹後100Kmウルトラマラソン(2002年)
阿蘇カルデラスーパーマラソン(2003年)
四万十川ウルトラマラソン
星の郷八ヶ岳野辺山高原100Kmウルトラマラソン(2004年)
鬼たいじマラニック(2005年)
チャレンジ富士五湖(2005年)
天体界道100Kmにちなんおろちマラソン全国大会(2005年)
隠岐の島ウルトラマラソン(2005年)
赤穂ウルトラマラソン50Km(2006年)
しまなみ海道100Kmウルトラ遠足(2006年)
えちご・くびき野100Kmマラソン(2006年)
サロマ湖100Kmウルトラマラソン(2002年 第17回大会)
データ
   100Kmエントリー数 2,708名 完走率 60.8% 気温1729℃ 天候 快晴

■ 出発
   さすがに北海道ともなると交通費がかさむ。サロマ貯金を行い、いざ!北海道へ出発!
   S-DECのしみやんと2人で新幹線で福山から広島へ、そして飛行機で広島西空港から
   札幌空港経由北見空港。なつかしの北見空港。昔、出張で滞在したことを思い出す。

   レンタカーを借りて会場へ、とその前に、せっかく北の大地まで来たのだから、
  観光!
観光!とりあえず回転寿司で腹ごしらえ、北海道の回転寿司は、ばかにできない!
   以前出張に来たときもお世話になったが、普通の値段でネタがデカイ!新鮮!美味い!

  と次に網走監獄博物館へ、まぁこんなもんかと会場へ。
  

   広大な草原のまっすぐの道をひたすらドライブ。気持ちがいい。さすが北海道の道は
  スケールが違う。


■ 受付け
   湧別文化センター「さざ波」で受付けを早々にすませ、名物のほたてを2個貰い焼いて
  食う。やっぱり美味い!
でも焼くのに時間かかりすぎて、ウェルカムパーティーに
  行ったら、食べ物がもう無い。ショック!
でも宿屋のごちそうがまっているさ。


 下見
    会場から宿屋へ行くついでに、コースの下見。サロマ湖の先端、オホーツク海に面
  
する竜宮台折り返し(15Km地点)まで車で行き、コースをたどる。宿屋はコース
    途中の幌岩(65Km地点)。とりあえず、下見はここまで。

 レース
   宿屋を朝3時に出発。でももう日が出てる。こんなことがあるのか!さすが日出る国
 
 の北東端。ウルトラマラソン出発時間(5時)には、太陽はもう上。

   さぁ湧別町総合体育館を出発!昨日下見したコースをひた走る。それにしても
   フラット!ただ途中、田んぼの真ん中をジグザグに走って行くが、先まで見えすぎ。
  どこまで続くんだろうと思う。

   国道に入り、唯一の高低差を感じる場所。最大35m。でもあまりにフラットが
   続いていると、わずかな登りでもキツク感じてしまう。レストステーションを過ぎ、
   快調にサロマ湖畔を走る。宿屋の前を通過、密かに応援を期待していたが、やっぱり
   何時に通るかわからんのに無理か!でも沿道の声援を浴びて走り続ける。

   70Km手前、さすがにシンドイ!ここまでかと諦めかける。でも膝の関節痛は無い!
  今まで関節を
痛めリタイヤすることが多かった。でも今回は筋トレ(スクワット)の
  おかげか?
 大丈夫。するとあるランナーの人が声をかけてくれた。その人は今まで
  サロマを
完走し続けている。もしかしてサロマンブルー?(サロマを10回完走した人が
  貰える称号)。わしより前にいる限り完走は大丈夫だと。その言葉を聞いて俄然頑張る。

   75km地点、エイドに名物おしるこ発見!おしるこ目当てにここまで頑張る人は多い
 
 と聞く。おしるこ2杯食べると、さらに復活!エネルギー不足だったんだと痛感。

   ついに、ワッカ原生花園の長い道(片道8Kmの折り返し)にさしかかる。
   残念ながら景色に見とれている余裕が無い!さすがにここまでくれば後は気力である。
   この長い道のり、途中女の人が声をかけてきてくれた。その人はウルトラの常連?
   全然しんどそうには見えない。その人にひっぱてもらいながら、なんとか折り返し
   まで到着。その人はさっさと走り去る。残り10Km、帰りは殆ど歩いた。折り返して
   最後尾の車とすれ違う。あれ?一緒に来てたしみやん、すれ違ったけ?後で聞いたら、
  ワッカの入る関門でストップかかったらしい。初完走次回に持ち越しだね。と、

   人のことを心配してしる余裕なんか無い。

  ついにゴールが目前に。初完走が見えてきた。
   沿道の応援も多くなる。感動のあまり、走りながら涙が止まらない。何?この感覚!
   今まで体験したことの無い達成感!そして常呂町民センターで、ゴール!

   11時間5640秒(710/Km)。 タイムなんかどうでもいい。 完走!おめでとう!!!

 帰路
   宿屋に帰って、さすがに食事する元気が無かった。宿屋の食事は、毎食カニ三昧。
   明日朝食べま〜す。とさっさと寝床へ、今晩は熟睡!よくよく考えてみたら、
   前の日、少し熱っぽく、風邪薬飲んでたんだった。よくそんな身体で完走できたな。
  とつくづく思う。

   帰り、北見の街中でラーメン(やっぱり北海道はラーメンでしょう、なぜか旭川ラーメン
  だったけど)食べて、帰路についた。お疲れ様でした。とても記念に残る大会でした。

   当然、金銭面でもね。でもまたいつか、行きたいな〜。

 感想
   サロマは、北海道の雄大さを感じられる大会。是非、一度はチャレンジしたい大会で
  ある。
75km地点エイドの名物おしるこは、必見である。コースは比較的フラットで
  あるが、制限時間が
13時間と厳しく、関門も結構キビシイ。ある程度の走力は必要。
歴史街道丹後100Kmウルトラマラソン(2002年 大会)
データ
   100Km出走数 911名 完走率 73% 気温1821℃ 天候 快晴

■ 出発
   いつものS-DECメンバー4人(ゴーンさん、キョウマン、しみやん、と)で
   京都日本海側へ向かう。車と運転は、いつものゴーンさん。有難う!
   途中で、関西からピロピロを拾って現地へGO

   コースの一部でもある久美浜湾を通って、七竜峠を越えた。ここを2度も走るのか?
   嫌気がさす。でもまだ見ぬ碇高原は、この倍あるのだ!と思うと先が思いやられる。

受付け
   コースの一部(50Km付近)でもある、あじわいの郷で受付け、このコースは
   24時間テレビのマラソンで有名なさん坂本雄次さん(ランナーズ・ウェルネス)
   プロデュースのコース。最初にご本人からコース説明と攻略のお話があった。
   
   その後、前夜祭で、西村友美さんがゲストで24時間テレビの話などをして盛り
  上がった。まじかで見た西村友美さんは、
超カワイかった!
   宿屋は、ゴールから近くの網野地区。

レース
   網野北小学校をスタート、いきなり七竜峠(標高150mくらい)を登る。実は久美浜湾
  を折り返しして、再びここを通らなければいけない。ぞっとしながら暗闇の峠を走る。

   峠を越え、久美浜湾沿いの平坦な部分を走る。スタートから一緒だったしみやんと別れ
   再び七竜峠へ。行きは暗かったので分からなかったが、帰りは明るかったので、リアス
  式
海岸がよく見える。なかなかの絶景だった。まだまだ元気な証拠?峠の頂上でリーダ
  のキョウマンに出会う。
ここから碇高原まで、ほぼ2人で併走することになる。

  
44.6Km地点のレストステーションでそうめんを美味しく頂いた。でもそれから暑さの中、
  会話も少なく、耐えに耐えて、次の難関、
400m超えの碇高原へ。当然歩き、なんとか
  登りきる。


   総合牧場のレストで休憩し、一気にキョウマンを振り切り駆け下りた。
   というか止まらない。残り30Kmここで膝関節が痛くなっても帰れるという自身で、
  なすがまま、一気に
400m駆け下りたのだった。特に問題無し、良かった!と
  一安心したのがつかの間、またまた
200m級の此代地区の山登り。当然歩いて登る。
  途中知り合った人と話ながら登った
ので、案外楽に早く感じた。やっぱり、一人黙々と
  走るより誰かとコミュニケーション
取りながら走ったほうが、気がまぎれていい!

   最後の最後のレスト(95Km付近)でマッサージサービスを受ける。
   ついにゴールの網野北小学校目前!交差点を右折。と思いきや交差点の斜めショート
   カット禁止。きちんと横断歩道の通り、回わらなければ行けない!少しくらいいい
  じゃん、
と思いつつ、誘導されたとおり回り、ウルトラ2度目のゴール!

   記録12時間4047秒(736/Km)。

   やっぱり感動した。あとから次々とキョウマン、しみやんゴール!しみやん初完走
   やったね。ゴール後にサービスのカレーを皆で頂く。なんとも美味しい。
   結局、S-DEC全員無事完走できた。

感想
   ここは、海岸線は日本海を望む絶景であり、夕日は特にきれいである。
   ただ、後半内陸部に向かうコースは、9月初旬に開催されることも有り、熱気がこもり、
  かなり蒸し暑い。また山岳コースが続くため、坂道対応の走力が
必要と考える。

阿蘇カルデラスーパーマラソン(2003年 14回大会)
データ
   100Km出走者数 501名 完走率 63.9% 天候 快晴

■ 出発
   S-DECメンバー4人(ゴーンさん、キョウマン、のぶさん、と)で 山陽自動車を
  いざ九州へ。車と運転は、いつものゴーンさん。いつもご苦労様です。

   山口の関門海峡のSAで休憩し、さらに九州自動車道へ、熊本ICから阿蘇に向かう。

   阿蘇スカイラインを通って、阿蘇山の火口散策。初めてで感動!宿屋に向かうついでに
   コース確認。最初の難関コース20Km付近の外輪山を車で登ってみる。車でもなかなか
   上がらない。こんなところ走るのか!標高差500m


   
   気を取り戻して、宿屋へ。宿屋は、ゴールの阿蘇町総合センターのすぐ横。ゴール後
   すぐ横になれるラッキー。

レース
   3時スタート地点の長陽村総合福祉温泉センターへバスで向かう。
   5時、いざスタート!最初の5Kmはダラダラ下り。10Km毎にしみやんから借りた
   携帯用デジカメ(30万画素)で写真を取っていく。余裕。

   そしてついに20Km到着、外輪山の登り。登り口で応援の変な格好したおじさんが、
   完走するならここは歩いて登るのがええ〜って叫んでた。言われんでも歩くわ、と
   思いながら高くそびえる頂上を見上げため息!
   
   外輪山登りきったら下るだけ。牧場だのゴルフ場だのすっ飛ばし、50Kmのレスト
  ステーションまで駆け下りた。ちょうど
5時間。ちょっと飛ばし過ぎた。息つく間
  も無く、
スタート。これまた下り。あっというまに60Km地点。当然下れば登りもある。

   ここからは、ひたすらだらだらした登りだ。今までの元気はどこえやら。ここで初めて
   嘔吐という経験をする。以後、ウルトラを走るたびに、この嘔吐と戦い続けるのである。

 
  70Km付近、前半の下りかっとびの疲れが・・・ここで20分程エイドで睡眠。
   なんと復活である。といってもひたすら登り続けるため、殆ど歩き。再び外輪山の 頂上、
  牧場をひた走る。



  そして、、、
88Km地点、象ケ鼻ここから一気に5Kmほどで 外輪山を急降下!止まりたく
  ても止まれない。あっという間にふもとまで。

   ここまできたら残り10Kmも無い。田んぼの真ん中を軽快な足取りで快走。
   ここまで90Km以上も走ってきた人とは思えない。

   そして、ゴール直前、交差点で信号待ち。高ぶる気持ちを抑え、青になってから
   GO!ここを曲がればゴールだと思えば、またまた感動の涙。そしてゴール!

   記録11時間4246秒。最高新記録だ。

   そして、そのまま宿に直行。おやすみ〜。
   皆、ぞくぞく帰還。全員無事完走。よかった。

帰路
   宿屋を出発。昨日のコースの逆回りで、外輪山の山頂 象の鼻へ向かう。
   車から降りて、景色を見て、昨日のレースを振り返る。
   改めて、こんなところ走ったのかと思うと自分をほめたくなる。そんなにすごいコース
   だった。帰りは、やまなみハイウェイを大分へ向かい、大分経由で一路福山へ。

   ゴーンさんお疲れのところ運転よろしくお願いしま〜す。と言いつつ、爆睡にはいる
   のであった。

■ 感想
   阿蘇の雄大な景色、牧場のほのぼのした感じがたまらない。外輪山を登ったり、
   下ったり、坂道が多い。しかも6月初旬でも結構、暑いので、熱中症には注意が必要。
 
 それでも良いイメージの大会の1つである。

四万十川ウルトラマラソン7〜10回大会)
過去の記録
   悲しいかな、第7回、8回、共に初ウルトラと2回目ウルトラで完走できなかった。
   練習はかなり積んでいったつもりだったんだけどな〜。初ウルトラ挑戦の時は、まだ
   フルも走ったときが無かったので、足の痛みが分からず、かなりハイペースで走って
   いったので、21Km地点の600m超えの峠を下るときには、膝関節に激痛!
   これが最後まで尾を引いて、75Kmで断念。

   2
回目挑戦の時は、前回の反省を踏まえ 逆に超スローペース。でも、同じく峠の下りで
  膝関節に激痛!でも
1回目よりも遠くへ を目標になんとか85Km地点まで。
  ただ、この日ウルトラにして朝からずっと雨で
身体が動かず、やはりここでリタイヤ。

   でも、リタイヤした人しか貰えない四万十タオル。ちょっとした記念かな?
   ポイントは、21Kmの峠。攻略として、膝関節が痛くならなければ大丈夫と思い、
   以後、スクワットを毎日実施。膝関節を鍛えたのである。

■ 宿泊
  いつも四万十の宿泊は、会場の中村市から更に南下した土佐清水の漁港の旅館に 泊まる。
  リーダのキョウマンの行き付け旅館?安くて、飯はおかずが半端じゃなく
多く、
  これまた美味しい!魚は新鮮だし。釣渡船している関係で、朝も早い。

   助かってます。
   ただ、会場へは1時間以上かかるのが難点かな?

9回、10回のレース
   前日、受付会場の安並運動公園市民スポーツセンターにて受付けし、恒例の地元 中学生
  たちが色々描いてくれている四万十の石を選ぶ。やっぱり女の子が描いた
かわいい絵を
  どうしても選んでしまう。スマン男子!次回は力強い男子のも
選んでみよう。

   当日、スタートの蕨岡中学校へ。毎年タイマツが焚いてあり、太鼓で気合が入る。
   いよいよスタート。真っ暗の中を山間を走る。

  
10Km地点、ここから問題の600m 超えの峠の登りが始まる。峠も半ばのさしかかると
  少し明かるくなってくる。
ついに頂上。一休みして、膝を痛めやすい下り。ここは慎重
  に下る。なんとか、無事
膝を痛めず降りることができた。まずは難関クリア。

  ついに四万十川に合流。ここから
四万十川に沿って走る。昭和大橋を渡ると応援バスの
  人たちの声援が聞こえてくる。
ただ寂しいのは、誰も応援してくれる人がいない。

  フルを超えたあたりで、
60Km の人達がスタート。皆元気なのでバンバン抜かれていく。
  気にせず、前に進む。


   50Km前後は、単調で辛い!フラットな道も考えものである。ここで1つ目の半家沈下橋に
  さしかかる。四万十川の清流が近くに感じられる。



   そして、62Km地点のレストステーションのカヌー館。ここで一休み。これから先、
   またもや四万十川沿いの単調なまっすぐの道と戦わなくてはいけない。しかも日中、
   アスファルとが焼けて蜃気楼が。。。照り返しがキツイ!2つ目の岩間沈下橋を超えて、
  更に先へ、途中、施設ボランティアの人達のエイドが唯一の楽しみ。


   過去、リタイヤした場所を見ながら先へ進む。
  やっと中村市へ帰ってきたころには、もう暗くなり始めている。ここで蛍光ライトを
  もらう。これを貰わないと四万十では無い。速くなくて良かった事。

   最後の住宅地を登れば、もうゴールの中村高校旧グランドは目の前。
  商店街の間を抜けていくと、沿道の応援の人達の温かい声にまたもや涙。

  そして、ゴール!
   9回 記録13時間2614秒。
   10回 記録12時間2931秒。

感想
   ここは、比較的初心者でも完走可能なコース、と言いながら当の本人は2回も 失敗して
  いる。最初の
600m超えの峠を如何に攻略するかがポイント。ダメージ を最小限に抑えれ
  れば、完走に一歩近づく。沿道の応援、施設エイドにも定評有り、
一度は走りたいコース。
  
  但し、申し込みが抽選で、
3人に1人は落ちる?確率。しかし未だ抽選に落ちた事は無い
  強運の持ち主。


星の郷八ヶ岳野辺山高原100Kmウルトラマラソン(2004年 第10回大会
データ
   100Km出走数 822名 完走率 65.8% 気温1118℃ 天候 雨時々曇り

出発
   たまたま?長野出張だった為、そこから直接受付け会場の南牧村社会体育館へ行き、
   車で来ているS-DECメンバー(ゴーンさん、キョウマン、のぶさん、と)合流。
   相変わらず、車と運転は、ゴーンさん。

  その前に少し観光とばかり、初めて清里へ立ち寄り、山梨県名物ほうとうを食らう。
  麺同好会名誉会長?としては、食っておきたい一品である。

  とりあえず、皆と合流し、いつものコース下見へ。
   八ヶ岳林道トレイルへ。砂利道。こんな道カが20Kmも続くのかと思うとぞっとする。
   車で行けるところは、ほんの入り口まで。見渡すと、山登り?ってなコース、明日が
   楽しみだ
   
   宿屋は、JR鉄道最高地点1,375mのすぐ横のホテル。



レース
   朝から雨である。一応雨対策として、ビニールを首、腕の部分を切ったカッパ代わり
   の準備は万端である。スタートは昨日の受付け会場の南牧村社会体育館前からである。

  最初
5Kmは軽く下ってる感じで快調の走り。そして5Km過ぎから脅威の登りが始まる。
  八ケ岳に向かって
600mを一気に登る。そして、林道トレイルへ。雨の為、舗装されて
  いない岩場を雨が伝って走りにくい。しかし今日はなぜか身体が
軽い。軽快に登れて
  いく。怖いくらいだ。

  そして、最高点
1,908mへ。後は下るだけであるが、相変わらずの林道トレイル。そして
  雨。足を滑らさないように気をつけて走る。

   後から聞いたが、キョウマンはここで足をひねったらしい。



  やっと、舗装道路へ。スカイラインみたいに気持ちのいい下り。ついついかっとんで
  しまった。雨なのに。まさかこのかっとびが、後から悲劇を引き起こすとは・・・
  千曲川を越えて、だらだら登り。


   さすがに疲れてきた、と思ったところに 施設のエイドのお婆さんから、日本酒を
  しみ込ました綿を貰い、絞り飲む。美味い。
ありがとう!お婆さん。
  元気になったところで、折り返しの北相木村役場を向かう。


   雨は小降りになり、降ったり止んだりを繰り返す。
  やっと折り返しの
59Km地点のレストステションで休憩。さぁ出発!でも休憩したのに
  身体が重い。足が重い。前に進まない。

   八ヶ岳での快走が祟ってきた。折り返しでS-DECの皆と会い、すれ違いながら励まし
  あう。
よし、頑張ろう。と思いきや、

  最大の難関、馬越峠にさしかかる。最大高低差の
800mだ。
   当然、歩いて登るが、やはり最初のオーバーペースが効いたのか、他の歩いている人
  にもガンガン抜かされていく。そこにのぶさんが颯爽と走って後から追いついてくる。
  さすがに日ごろ山岳練習しているのぶさん。お先にとばかりに軽く見えなくなった。
 
  やっと頂上。

   さぁ下るぞ。そこに悪魔が。膝関節が痛みだしたのだ。ここ最近おさまっていたので
  気にしていなかったが、やはり最初の無謀なかっとびが引き起こしてしまったのだろう。
 
 下りなのに走れない。いや歩けない。びっこをひきながら何とか下るが、何人の人に
  抜かれただろう。

  次のレストステーションは
87Km地点の川上村多目的センターだ。馬越峠を下りきり、
  フラットな道のりを
5Km。これがなかなか着かない。しかもエイドが全く無い。
   もう死ぬと思ってたら、前で拍手と歓声が、そんなに俺を応援してくれるのか?
   
   と思いきや、なんと!寛平ちゃんではないか。テレビで走るところは見たことあるが、
   実際はじめて、生で走ってるのを見た。頑張って、寛平ちゃんに追いつき併走。
  “頑張りましょう”って声をかけたが、“おー”の一言だけ。
  でも、これで寛平ちゃんと走ったと
後で皆に自慢しよう。

  やっと、最後のレストステーションへ。まだ時間はあると
着替えをすませ、毛布で
  身体を温めて、しばし睡眠。

  さぁ出発!でも、やはり最初の無理がたたり、最後まで殆ど歩き状態。このままでは
  完走がヤバイ!なんとか気力を絞り最後のエイドまでたどりついた。
  ゴールはすぐそこ。ゴールのアナウンスがもう聞こえる。


   えっ?後まだ3Kmもあるの?そう直線距離でゴールはすぐそこだが、コースは無情
  にも
、ぐるっと回っているのである。こうしてはいられない、ここで踏ん張りひたすら
  ゴールへ。


   雨はだんだん強くなってきている。当たりは真っ暗。野辺山駅を曲がり、後もう少し。
   時間は、ひぇ〜もう無い。ゴールはスタートと同じく南牧村社会体育館。沿道の応援が
   もうすぐ、頑張れ!と後押ししてくれる。そして滑り込みセーフ。

   なんとかゴール!
  記録
13時間5740秒(822/Km)。



   2分ちょい前のギリギリのゴール。後ろはわずか10人。
   ウルトラは記録では無い、記憶である。

   残念ながら、我がS-DECは、2/4人の完走であった。
   キョウマンは、林道トレイル下りで足をくじいたのが響き、87Kmのレストでタイムアウト。
   ゴーンさんは、俺のすぐ後を来ていたらしいが、ゴール目の前でタイムアウト。
  後、数秒だったらしい。残念。それだけこのコースはキツイんだ。

■ 帰路
   帰りは、ゴーンさんの車にお邪魔して帰る。富士見高原を走り、いざ高速へ。諏訪湖SA
  休憩。
名古屋にでて、名神〜山陽自動車道と、乗ってる(寝ている?)だけで疲れるのに
   運転のゴーンさんお疲れさんです。一人で運転して下さって。。。

   初めて、足の爪が真っ黒になっていた。確かに走っているときにズキンズキンと きていた
  ような。そして剥がれた。雨の中、下り坂をかっとんだ為、爪が靴の先に
当り続けた結果
  だろう。かなり過酷なレースだったと振り返る。


感想
   ここは、雨でしかも厳しい山岳コースが連なるため、良いイメージが残念ながら ないが、
  晴れ渡ったら富士山も眺められる八ヶ岳は絶景に違いない。ここは
S-DEC メンバーも
  なかなか完走できなかったコースで、かなり鍛錬が必要と考える。

  でも
、またチャレンジしたいコースでもある。その時は晴れて欲しい。

鬼たいじマラニック(2005年 第15回大会
出発
  ここは近いので、軽く日帰り。S-DECメンバーのしみやんと2人で出発。現地、吉備津彦
  神社へ到着し、同じく
S-DECメンバーのキョウマンファミリーと合流。今回奥さんと
  子供は、ボランティアをするらしい。


   早速、吉備津彦神社を参拝。そして開会式へ。

レース
   最初は、総社の街中を走るフラットコース、途中、備中国分寺を通り、今は無い吉備路
  マラソンコースを走る。懐かしい。そして
15Km付近を超え少しづつ登りへ。

  
22Kmのレストステーション砂川公園へ到着。そこでキョウマン奥さんが作ってくれた
  焼きそばを頂く。美味い。と、もう一皿。げっぷ、さすがに食べ過ぎた。

  そしてこれから最大の難関、標高
400m鬼ノ城へ向かう。途中福岡から参戦の人と話し
  ながら頂上へ。そして恒例の記念撮影。



  石垣が積まれた山城で、しばし景色を楽しむ。
  そして下り。ここの下りは恐い。道なき道という感じ。登山じゃあるまいし。
  岩がゴロゴロ。走るというより
転げ落ちてる?

  やっと舗装道路へ。これまたフラットが続き単調で、気が重くなってくる。
  そして
37Km地点、次のレストステーション足守近水園に到着。
  行楽のお客をよけながら公園の中を走る。

  そして、またまた次の難関、竜泉寺への登りへ。当然ここは
歩き。そうこうしていると、
  車でキョウマンファミリーが追い越していった。応援ありがとう。レストの片付けが
  終了し、ゴールへ向かってる途中、応援してくれた。


   気を取り直しし、更に登ってく。そして奥の院へ。参道?の石階段を登り、頂上へ。
  後は一気に下るだけ。と言いながらも、ここもかなり急な下り、しかも舗装されて
  いない、ここは慎重に下る。


   そして、岡山市へつながる道路へ。後はゴールを目指すだけと思いきや、
  ここで、又、
いつもの嘔吐をしてしまう。

  残り
4Km。なんとか力を絞って快走、そしてゴール。

   記録5時間3741秒。

  まぁこのコースでは十分な出来ではなかっただろうか。

   そして、S-DEC全員完走。

感想
   4月の中旬で気候的にも良い。ボランティアの方々の支えで運用されており、
   大会自体はほのぼのしていて、ランナー同士で連帯感が感じられる大会。
   鬼ノ城からの下界の眺めは最高。吉備路の散策もでき、心が和む大会である。


プロフィール

にっき

独り言

大会列伝

ウルトラまん遊記

練習コース紹介

チャレンジ富士五湖117km(2005年 第15回大会
出発
  今回は、一人である。初めての100Km超えの117Kmに挑戦。
  着々と準備し、
今日この日を迎えたのである。
  今回は、飛行機での移動、旅費もかなりかさむ。
この日のために超割りをゲット、
  東京往復
2万円で格安を狙う。

  まず車で岡山空港へ。
無料駐車場に車をとめ、フライト。
  羽田から東京駅へ電車で移動。ここから高速バスで
受付け会場の近くの富士急
  ハイランドに向かう。この高速バスもネットでチケット事前ゲット。高速バスに
  乗り合う面々をみると、みんなランナーである。
  田舎者の為、東京のどこを走ってるか分からないが、皇居だけわかった。そして渋滞。
  やっぱり都会の高速は、渋滞がつきもの?とりあえず、寝る。

  お〜富士山だ。いつのまにか、富士山のたもとまで来ていた。
  こんなにまじかに富士山を見るのは、初めてだ。出張で新幹線で見る事はあっても、
  今、富士山を通っていると思うと、思わず感動。さすが日本一の山、
日本の象徴。
  明日のレースは一日富士山を望みながら走れると思えば、今から気合が入る。

  高速バスは、大会用でもないので、あちこちに停留しながら進んでいく。
  富士学校前、ここは陸上自衛隊富士駐屯地の学校である。自衛隊員の姿がちらほら、
  ご苦労様です。そして山中湖、きっとここは明日走るコースだろうな、と思いながら
  通り過ぎていく。そして目的地の富士急ハイランドで下車。
  あまり遊園地には興味ないが、
FUJIYAMAは、さすがに凄そうである。
  家族を連れて来てやりたいと本心で思いつつ、
受付け会場のコニファーフォレストへ。

   4
月下旬のなのに、夕方は肌寒い。受付け終了し会場内を散策、思ったほど、出展、
  イベントが少ない。ここで、たまたま近隣のF君と合流。大会に出るとは聞いていたが、
  別行動だったので会えるか分からなかった。

  そして河口湖畔の宿屋へ。宿屋も別々に予約してたのに、たまたま同じ宿屋、
  まさか、部屋も同じ部屋だったとは。こんなこともあるんだな〜、とても奇遇である。
  大部屋の
5人部屋。
  今回S-DECメンバーとではなく単独できているので、たまには、初めて会う
  知らない人とでも同じ目的をもった人達との交流はいいものである。
  お〜F君は知らない人ではなかった・・・。

レース
   朝、バスでスタート地点の富士北麗公園へ。やはり寒い、天気は良さそうだが、
  ロングTシャツ、ロングスパッツ、ついでにビニールをかぶって参戦。

   117Km
のスタートは、430、公園を出て少し登って、後はひたすら下る。
  また帰りに、ここを登ってくると思うと、ちょっとキツイ!
  しかも制限時間が、
14時間30分と普通のウルトラ100Kmよりも17Kmも延びてるのに、
  制限時間は
30分しか伸びていない!少し最初に頑張っておこう!と下っていく。
  でも今日は良い天気!富士山と全ての湖の写真を撮りまくるぞ!


   途中、一緒の部屋に泊まっている人と話しながら走る。昨日の高速バスで通った
   道に出た、もう山中湖は近い。山中湖にでて一周、とても長い。
  でも山中湖の対岸で、
湖に映る逆さ富士が見える。
  なかなか見えるものでは無いと聞いた。これはスゴイ!と写真を一枚。



  それにしても山中湖一周は長い。やっと、山中湖に別れを告げ、次に向かうは、河口湖。
  でもその前に、
30Km地点で、少し暖かくなってきたので着ていたビニールを脱ぎ捨る。
   そして昨日受付けした、富士急ハイランドをを横目に河口湖町の街中を走る。
  山中湖と河口湖の間は遠い!

  やっと、川口湖大橋。富士山をバックにハイチーズ! 
  晴れわたる空に富士山が神々しい。



  そして河口湖を半周し、
1つ目のレストステーションの西浜小学校へ。
  ここから西湖までの登りは、短いがキツイ!走って登れないので、当然歩く。
  そして
3つ目の湖、西湖。これまた半周、う〜ン、景色が・・・
   結構飽きてきた。



  そして、
4つ目の湖、精進湖へ。精進湖は、小さいけど、桜がとても綺麗に咲いていて、
  走ってても心が和む。



  そして、しばし湖を離れて、山間を走る。

  ついに、ここで、いつもの嘔吐が。でも、なんとか頑張ろう!

   69Km地点の本栖湖県営駐車場のレストステーションで着替え。
  さすがに、ここまで来ると足がキツイ!


   そして最後の本栖湖へ挑む。本来のコースは本栖湖を周回する予定であるが、
  残雪による通行止めの為、
77Km地点のエイドで折り返し。
  先ほどのレストステーションから
ここまで約8Km、エイドが無い、
  しかも
117Kmの人しか通らないコース!急に人が減り、寂しくなる。
  そして疲れはピークに。最後の湖、本栖湖を後に、あとは帰るだけ。

   それにしても、ここでも富士山は見えるんだ。



   そして、先ほどの本栖湖県営駐車場のレストステーションまで帰ってきて、一眠り。
   さぁ出発!と思いきや、体が冷えて足が動かない。ヤバッ。
  でも、ここは歩いてでも
ゴールに一歩でも近づこうと頑張ってみる。まだ走れない。
  先ほどのレストステーションからまだ
5Kmしか経ってないのに、1時間も要してしまった。
  エイドを見つけ、ここで、もう一休み。さぁ今度こそ!軽い下りに助けられ、
  少しづつでも前に進んでいく。


   でも身体は、凍えるように寒い!まだ昼の3時を過ぎたところ。
  本来この時期、暑いくらいのはずだが・・・


   そして、ついに・・・!
   95Km地点に温かそうなうどん発見。そして・・・、収容バスの誘惑に負け、
  ついにここでリタイヤ宣言。バスに乗り込み、暖か〜い。至福の時間。


   そしてバスは、無情にも走り出し、ゴール地点へ。外はもう暗い。更に寒そうである。
   でもまだ皆、頑張っている。本当にこれで良かったのであろうか?
  多分あのまま走り続けていても完走は厳しかったかもしれない。でも・・・いまさら
  後悔しても、もう遅い。

   ゴールについて、荷物をまとめ、さっさと宿屋へ。結局、F君も完走できずだった。

■ 帰路
   結局、同部屋の人は、1人を除いては、全員完走できず、やはり117Kmは、ハードルが
  高い。
17Kmしか伸びていないような気がするが、その17Kmが大きな差なのである。
  
100Kmなら完走できたな。と、思う時点で負けである。次も117Kmを狙いたい。

   そして、次の朝、宿屋の前にでて、河口湖を見渡す。今日もいい天気だ。
   そして、送迎バスで、河口湖駅へ。ここでF君は観光して帰るとのことで分かれ、
   来た同じ高速バスで東京へ。そして飛行機で岡山へ帰っていったのである。

感想
   4月下旬で、天気も良いというのに、朝方、そして昼過ぎからは、肌寒い。
  ポイントは、
寒さ対策と、17Km伸びた分を30分で補わなければならないという
  プレッシャーで、最初から少しハイペースになってしまわないこと。


  結果的に富士五湖は全て写真の収めることができたものの、本来の完走するという
  目的は達せれなかった。景色は最高!天気も最高!だった今回、決して練習不足では

  なかったはずだ。やはり、最後まで走りきるという強い意志が欠けていたに違いない。

  ここは、必ずリベンジする。そして、勿論117Kmにエントリーだ!


天体界道100Kmにちなんおろちマラソン全国大会(2005年 第5回大会
出発
  
大会前日、昼頃から、おーちゃんと2人で出発。福山経由で、おーちゃんを迎えに、
   そのまま北上、東城を過ぎ、国道183号線を経由で島根県日南町へ。
  そしてコースの最大の難関である多里小学校から出立山(標高
900m)のルートを通って、
  受付会場の役場総合文化センターへ。しかし、ここは山ばっかりである。
  明日が思いやられる。


   受付を終了し、先に到着してた、たけさんと合流。皆で歓迎祭の焼肉食べ放題をほおばる。
  そして夜用のお肉もこそっと分けてもらった。ラッキー。


   そして夜、F君も合流し、今夜のお宿の役場裏の開放された日南中学校の
  体育館の脇で、バーベキューが始まる。昼間調達した肉と、焼き鳥、う〜ん最高!
  そしてビール、あんまりお酒強くないのに、勢いでガブガブ。。。
  これが、今回の悲劇の始まりである。


   そして、体育館で、シュラフを引いて、おやすみ。って、ビール飲んで、頭いた〜い。
   寝れな〜い。結構、体育館の中は、宿泊している人が多かったので、自分の車で、
  寝なおす。でも眠れない、そして、ついに朝。結局一睡もできなかった。


   そういえばこの大会、100Kmの部の抽選で当たれば、100坪の別荘地と杉立木50本を
  贈呈となっている。但し、
3年以内に別荘建てるのが条件。
  誰が、こんなところに建てるんじゃ!維持費がめんどくさい!と思い、抽選を放棄。
  当たってしまうと辞退できないらしい。


レース
   寝不足で、ついにスタート!いきなりの登り道である。何故か韓国人の御一行さんが
  多い?韓国のどこかの都市と姉妹都市関係にあるのだろうか?と思いきや、
  今度は小学生がたすきを持って走ってる。
  そう、途中まで、小学生はリレーで一緒に走るであった。

   なかなか、小学生は早い、当然、我々は100m走るのでゆっくりペースで走ってるのに
  小学生は、もうダッシュだ。といっても、結構、小学生について行ってたりして。。。

   そして小学生のリレーもフィニッシュ。でも、まだまだ登り続ける。

   40Km地点、第1の難関、高低差400m船通山林道の山登りが、待っている。
   ここは熊?が出るかもしれないということから、鈴をつけて走る。本当に熊がでたら、
   この鈴で役にたつのか!と思いつつも、魔よけの感じで着けて走る。
   
   しかし、ここはかなり辛い!まだ半分も来てないのに、足が動かない。
  本当に完走できるのだろうか?そして、いつもの吐き気。こんな処で?
  昨日の寝不足と暑さで、身体がまいっているのだろうか?


   そして、50Kmを過ぎ、やっと下り。今まで登って来た分だけ、ひたすら下る。
  
10mは、軽く下って、63Km地点の多里小学校のレストステーションへ到着。
  簡単に給食を済ませ、いざ最大の難関、これまた高低差
400m超えの出立山である。

  ここは昨日、車で通ったから、良くわかる。やけに長く急なのである。
  軽く
5mは登っているので、ずっと歩く。途中、雨が降ってきた。
  恵みの雨かっと思ったが、少しして止んで、逆に蒸し暑くなった。

  途中、福山から来た人にお会いした。話しながら、山登り。その人は
カブトガニ駅伝の
  常連チームで、何度か大会で会ってるかもしれない方だった。
  と盛り上がっているうちに、その人は走り去ってしまった。又、一人で歩き続ける。

  そして、頂上。ここからは、またいっきに駆け下りる。途中、井上靖記念館があったが、
  気にしている余裕もなかった。しかしこのコースは、登って下っての繰り返しである。
  
10m近く400mを駆け下りると、またまた登りである。
  簡便して欲しいものである。その間、またもや嘔吐。これも簡便して欲しい。
  何故か、エイドの人に正露丸?貰って飲んだが、正露丸は整腸薬だ!嘔吐には関係ない!
  と言いつつも、またひたすら登って行くのである。


   そして、登りきったら、今度は下り。これを下りきったら90m過ぎ。
  一段とスピードが出る。日野川の橋の手前のエイドで、下りは終わる。
  ここで、そうめんを頂く。でも気分が悪いので、一杯も食べれなかった。残念。

  そして日野川を渡り、最後の登りである。当然ここも歩ききる。ついに頂上。
  あとは下ってゴール。またまた足取りも軽い?でも今日は特に辛かった。
  山を下りきって、日南町の町並みに入ってきた。もうすぐゴール。


   久しぶりの感動がよぎる。そして、受付会場と同じゴールの役場へ帰ってきて、ゴール。

   記録13時間1902秒。お疲れ様である。

  たけさんは、早々ゴールし、用事があるとのことで既に帰っていた。はやっ。
  F君も既に帰ってた。ちょっとして、おーちゃん
も無事完走。
  今回行ったメンバー全員完走だ。
よかった。

   体育館に戻る途中、嘔吐が止まらない。
  さっき食べたそうめんも全部吐き出してしまった。
  とりあえず、体育館でシャワーして帰り支度。そして横になって休憩した。


■ 帰路
   帰りもおーちゃんと2人で帰る。しかし、気分悪く、途中何度も車を降りて嘔吐。
   もう吐き出すものも無い。そして胃液まで出る。

  神郷湖経由で、新見に回り、中国自動車道に乗って、福山へ急ぐ。
  そして、福山東
ICから、すぐの福山市民病院の救急病棟へ駆け込む。
  おーちゃんに別れを告げ、病院で点滴し、その間爆睡。


   つぎの朝、清々しい気持ちで復活した。多分睡眠不足と熱中症だったみたい。
   おーちゃん、帰り心配かけてすみません。

感想
   ここは、登ったり、下ったり、かなりハードなコースである。
  だから制限時間も
14時間30分と少し長いのかも。
  しかも
6月末で、とても暑い時期で、熱中症にご用心。
  
  景色は山ばっかりで、写真を撮るようなところは無いけど、エイドの人たちは
  すごく親切で良かった。次挑戦する?当分いいわ。



隠岐の島ウルトラマラソン(2005年 第1回大会
出発
   今回は、本当に一人。でも、今回第1回大会なのでと、決め込んで行く。
   前日移動。目指すは、島根県七類港。境港の更に奥、島根半島の美保関の途中、
  日本海側だ。そこからツアーで高速艇で隠岐の島へ直行の予定。


  高速にのって、いざ米子自動車道へ、そして、終点米子ICで国道431号、
  弓ヶ浜を走る。今日はあいにくの雨模様。明日は晴れて欲しいものだ。

   
   境水道大橋を渡ると島根県。そして山越えして、目的の七類港へ到着。
  車を無料駐車場へ
2日間預ける。

   今回のツアー、高速艇かフェリーか、選択できたのだが、やはり少し高くても
  早いほうがいいと思い、往復高速艇を迷わず選択。高速艇は片道
2,500円くらい
  高いが、時間は
1時間くらいなのに対して、フェリーは3時間くらいかかるのだ。

   そして、乗り場のツアー受付けへ行って目が点・・・

   なんと高速艇が荒れ模様の為、決行なのだ。どうやって行くんだ?
  どっちにしても
船しか隠岐へはいけないから、大会中止?
  そうこうしているとツアーの人からの説明が有り、大型フェリーは運航する
  との事で、チャーターバスで境港へ向かう。



  しかし、もともとツアーで大型フェリーで乗る人と一般客でいっぱいなのに、
  更に高速艇から回されたメンバーを追加して、本当にこのフェリーで全員乗れる
  のか?と心配になってくる。
  案の定、待合室は満員座れるどころか、立ち入る隙間も無い。
  そしてフェリー乗船。フェリー中も満員御礼である。
  
2等船室に人が溢れる。座れるのがやっとである。そして出向。

   本来3時間でいけるはずが、波浪の為、スピード落としてるので4時間以上
  かかるとの事。更に波にあおられ、大型フェリーも大揺れである。
  このままでは気分が悪くなってしまう。皆譲り合って横になる。
  それでも、気分が悪くなる人が多かったみたいだ。最悪の時間が流れる。
  
  さすがに日本海!揺れは半端じゃない。今までに経験したことの無い揺れである。
  転覆だけはしないでくれと祈るばかりである。
  やっと隠岐の島に近づくと揺れも少しおさまってくる。

  何とか隠岐の島西郷港へ到着、さすがに気分は悪い、酔ったかな?

   でも、吐くまではいかなかった。
  ここが明日のスタート地点であるが、そんなことは、今はどうも良かった。

   そして、巡回バスで宿屋へ。といっても宿屋はすぐそばだった。
  明日のスタートは、宿屋から歩きだ。

   宿屋について、今回も見知らぬ人たちと6人相部屋。それはそれで楽しい。

   荷物を片付け、再度巡回バスで受付のレインボーアリーナへ。
  ここはゴール地点でもある。

   受付済ませ、雨が降ってるので、そもまま巡回バスで一路宿屋に戻る。

   宿屋で夕食。皆ランナーである。そろぞれの武勇伝が始まる。
  それも旅の醍醐味か?

   部屋で皆の自己紹介。いい人達である。明日は早い、そして就寝。
  でも先ほど船酔い対策でフェリーで寝てたので、これまた眠れない。
  が、ここは何としても明日の為にと思い、寝れずとも安静にしていた。


■ レース
   朝、3時半に起床し、朝食を食べる。残念なことに、どうやら外は雨である。
   スタート地点の隠岐ビューポートホテル前に向かう。
  宿屋から近くなので、歩いていく。たまたま雨は止んでいる。
  念のため、ビニールをかぶっていく。


   そしてスタート直前から、再び雨。
   雨の中、スタートした。小雨なので、さほど気にならない。
  スタートして、西郷港を約半周して、登り開始。ここは無理せず、歩く。
  結構このコースは、微妙な
100m前後の山超えが多いので、登りは、歩きに
  徹すると決めていた。


   そして、どれだけの登り下りを繰り返しただろう、夜明けである。
  雨模様であるが、日本海が薄ら広がってくる。これが晴れてたら、
  爽快だろうなと思いながら、しばし、海沿いを走る。


   雨も止み、海に別れを告げ、30Km過ぎで内陸部へと進んでいく、
  ここで最大の高低差
250mの山越えに挑む。当然登りは歩きである。
   そして、下りは一気に駆け下りる。45Km過ぎから五箇の町並みにはいる。

   ここで、ついにいつもの嘔吐。まだ50Kmもきていないのに。。。先が思いやられる。

   50Kmのレストステーションに入る。おいしそうな炊き込みご飯や、そばがある。
   食してみるが、すぐ嘔吐。何も受け付けない。しかたないので、そのままリスタート。

   しかし、エネルギー不足と、寒さ?雨の後遺症で、だんだんと足が動かなくなってきた。
   レストステーションから60Kmまでは、殆どフラットなのに、歩き状態が続く。
  再び海へ出ると、景色は最高?のはず。そして、鍾乳石のトンネルを抜ける。
  やっぱり、景色を楽しむ余裕が無い。


   60Kmから再び山超え、身体が動かない!登りきったエイドで、ついにギブアップ宣言。
   情けないことに60Kmでのリタイヤである。

   バスを待つ間、建物の中で、看護士さんが看病してくれる。毛布を巻きつけ、少し睡眠。
  やはりエネルギー不足だろうか?睡眠不足と、昨日の船の疲れ・・・がきたのだろうか?
  そして収容バスに乗り込みゴール地点に向かう。皆頑張っている。

  いつもバスからの、
この光景で、後悔する。
  なんで、諦めたんだろう。しかし、走ってるときは、本当に限界なのだ。


   宿屋に帰って、休息。さすがに60Kmしか?走ってないので、身体はピンピンしている。
   そして、ぞくぞく皆宿屋へ帰ってくる。当然完走して。少し寂しい気分だ。

   気を取り直し、皆で、後夜祭へ行くため、またゴール会場へ。
   胃も元気なったところで、ここはもう食べるしかない。やけ食いして帰ったのだ。
 
 宿屋に帰っても、夕食の準備はされていた。もったいないので、箸をすすめるが、
   あっさり系だけ食べてあとは残す。ごめんなさ〜い。

   そして、寝るしかなかった。

■ 帰路
   帰りは、天気バッチリ。高速艇で帰れた。行きとは雲泥の差である。快適。
   あっというまに、七類港に到着。そして、車で帰路につく。
  高速を通らず、ゆっくり地道を帰った。


感想
   1回目の大会ということで、完走したかったが、残念ながらできなかった。

   時期的に10月の終りで、雨ということで、さすがに隠岐は後半冷えた。
  行きのフェリーも悲惨だったし、開催時期を見直したほうがいいと感じた。

  (後日談であるが、第2回大会は、2007年の5月最終週になったとか。)

   景色はいいし、食べ物もおいしい。次こそはリベンジしたい。

   2005年のウルトラは、これで最後だが、2005年を振り返り、あまり良いできでは
  無かった。ここ最近、嘔吐が激しくなってきた感じだ。理由は不明。
  これを克服しない限り、
ウルトラは走れないなぁ〜と思う今日この頃である。


赤穂ウルトラマラソン50Km(2006年 第10回大会
出発
   毎年、赤穂ウルトラは、100Kmリレー部門に参加している。
  
4人で一周5Kmの公園内を交互に走るのだ。そして、結構リレー部門では、
  良い成績を収めている。優勝
1回、後は、全て準優勝だ。
  参加するチームが少ないというのもあるが・・・、
  メンバーに恵まれているのも確かだ。

   しかし、10回大会の今年は、リレー部門が無い!
  しかたないので、単独で走ろうと思い、個人
50Kmでのエントリー。
  本当は、
100Kmエントリーしたかったが、2週間後のしまなみ海道ウルトラ遠足を
  申し込んでたので、さすがに
100Km連続はキビシイと思い、
  まぁ、しまなみ海道ウルトラ遠足の練習のつもりで
50Kmにした。

   今回は、しまなみ海道ウルトラ遠足も一緒に走るおーちゃんと2人。
  
50Kmスタートは、10時なので、ゆっくり笠岡を出発。
  笠岡インターから赤穂インターまで、約
98KmETCの通勤割引が適用、
  高速代は、半額ですんだ。計算通り!!!


   そして、会場の赤穂海浜公園に到着。今年も暑くなりそうな感じである。
   受付を済ませ、パンフ確認。50Kmエントリーは、20名(男子)。
  年々少なくなってくる。ちなみに
100Km男子も21名。

   ここの表彰は、総合が、16位、年代別が総合意外に、13位。
  これならどっかで
ひっかかるな、極端な話、総合で10位超えても、
  表彰のチャンスがあるわけだ。

   なかなか個人での表彰は、そうあるものではない。
  しまなみ海道ウルトラ遠足の練習のつもりだったが、少し欲がでてきた。


■ レース
   いよいよ50Kmスタート、既に100Kmの人は、もう50Km近くは走っている時間。
   公園の中の道を8の字を描いての周回5Kmのコース。それを10周するのだ。
  当然
100Kmの人は、20周。結構飽きる。コースはほとんどフラットだが、
  日を遮るものが無いので、この時期とても暑い。



  しかも
50Km10時スタート。一番暑い時間帯にピークを迎える。
  今回、目から疲れてくると聞いたので、初めてサングラスをかけて走る。
  普段、近眼でも眼鏡がうっとうしいのに、サングラスなんてと思いながらも
  長丁場の試しにかけて走る。


   スタート!、出だしは、軽く回りの様子を見てみる。
  う〜ん、総合
6位くらい。このまま行けば、6位入賞は間違いなし、と思い、
  抜かれない程度のペースで走る。


   40kmくらいまでは、5分代/Kmのイーブンで走れた。
  サングラスも思ったより快適で違和感ない。


   周回遅れの人もいるので、何人か抜いても、自分の前の人かどうかわからない。
  でも
スタートから抜かれていないので。このまま行けば、6位入賞確実と思う。
  でもさすがに、残り
10Km6分代/Kmへペースダウン。これまた仕方ないことだ。

   そして、無事ゴール!なんと総合3位だった。
  途中周回遅れかとお思い抜いた人の中に、自分より前の人が
3人もいたとは、
  思わなかった。


   記録4時間3430秒。3位入賞!!!
   一緒に出場のおーちゃんも女子で、総合3位入賞!!!おめでとう。

■ 帰路
   今回、レース中には、嘔吐無く走れたと思いきや、走り終わって、いきなり嘔吐!

  表彰式も気分が悪いまま、表彰状とメダル授与。
  うれしいはずが、気分が悪くそれどころではない。
  表彰終わってからも、すぐトイレに駆け込む。


   帰りも、高速のサービスエリアに寄りながら、嘔吐連発。
  またまた、おーちゃんにご迷惑をおかけする。


   ただ、今回は距離も短いせいか、家に帰り一休みをすれば復活、
  晩御飯はおいしく頂くことができた。


感想
   ここは、毎年リレー部門でも参加している馴染みのコース。フラットで単調。
  しかも暑い。公園内は一般の人たちも往来するので、結構、お互い邪魔である。
  ただ、年々参加者が減ってきているわりに、表彰は多いので、個人での入賞を
  狙うには、案外いいかもしれない。
  今年から参加賞が、Tシャツから、地元の取立て野菜の詰め合わせ大盛り。
  これは、お得である。



しまなみ海道100Kmウルトラ遠足(2006年 第8回大会
■ 受付け
  前日、会社をサボって、受付け会場の福山駅前のニューキャッスルホテルへ。
  結構人がごった返している。なんとパンフを見て、びっくり!1,000名以上もの
  人がエントリーしているのだ。

  とりあえず、スタート地点の福山城へ。歩いて、視察。
  さすがに、平日である。人が少ない。ランナーの格好をしている人が
  数人見かけるだけである。



出発
   ついに、この日がやってきた。 そう今日は、しまなみ海道100Km遠足の日だ。
   それだけでは無い、マラソン始めて記念すべき、100大会目の出場記念である。
   完走を心で誓い、いざ出陣!

   朝、3時に目覚める、早寝早起きの効果か? 2〜3日前より早起き練習が効いたのだ。
   今回は爆睡し、目覚めスッキリ。 そして朝ご飯もおいしい〜。 これは、体調万全だ。
   ここの大会は、ウルトラにして唯一、家から望める大会である。
   体調管理は、楽である。

   そして、嫁さん起こして、会場へ送って貰う。
   まずニューキャッスルホテルで、荷物を預ける。
   そこへ、いつも一緒に走ってるおーちゃん登場。

   おーちゃんは密かに、ウルトラの師匠と心の中で崇めている。

   なぜなら、練習していないのに、ウルトラを軽々?完走してしまう。
   当然、練習してたら、軽くおいてかれる。
   とうてい真似できないお方なのだ。

   その心の師匠とスタートの福山城へ。
   オ〜、人がところ狭しと、うじゃうじゃいる。
   当然か、エントリー数1,000名を越すのだから。

   ここで、最近始めたJOG NOTEの参加者ジョガーの皆さんを探してみる。
   皆さん初めてお会いする人達なので、教えて貰ったゼッケンを探してみる。
   が、人が多すぎるのと、近眼で裸眼で走る私にとって、探せる余地も無かった。

■ レース
   とりあえず、スタート!カウントダウンが始まる。そして、号砲?
   号砲が無い?拍子抜けのスタートで幕は開けた。

   福山城の急な階段を人ごみにまぎれて歩いて下る。 当然走れない。
   そして、心の師匠”おーちゃん”ともはぐれる。 結局ゴールまで会えなかったのである。

   福山の街中、国道2号線は、やたら信号が多い。交通規制していないので、
   真面目に信号に従う。 なかなか思うように走れない。

   そして、国道2号線の側道で、1人目のジョガーまりりんさんと
   そのお友達にで出会う。
   「はじめまして!」
   挨拶はやっぱり、こうである。 ネットでやりとりはあるものの会うのは、初めてなんでネ。

   国道2号線の赤坂バイパスは、トンネルだらけである。
   そのトンネルの中を走る。排気ガス臭い!ここは我慢ダ!

   やっと、しまなみ海道へ。 1つめの橋、尾道大橋である。



   向島には日立造船が見える。 映画”男達の大和”のロケ地である。
   もう、ロケ用の大和のはりぼての公開が終わってるけど、あれ、どうするんだろう?
   なんて考えながら走る。

   次に、2つ目の橋、因島大橋。



   自動車道の下の歩道・サイクリングロードを走る。
   この因島で、2人目のジョガーB-tanさんに出会う。
   この大会の前、腰を痛めたとの事だったので、出場もあやぶいと聞いていたけど、
   参加できたんだ〜。 でも、腰が痛々しそう。

   そして、3つ目の橋、生口橋。



   生口島は、みかんの里。橋を下ると、おいしい絞りたてのみかんジュースをご馳走になる。
   しかし、この生口島は大きい。 以前会社で結成しているS-DECメンバーでこの島1周走ったが、
   やけに遠かった。そのイメージが大きく、ぞっとする。

   50Kmのエイドステーションへ。 ここで、いつもの吐き気をもよおす。
   ここ最近、ウルトラマラソンでは、嘔吐に悩まされ続けている。
   今回、胃薬と塩を持参し、対策を取っていたのだが・・・

   そこで、3人目のジョガーbibaさんと出会う。 コミュニティーが違うので、
   あまり面識は無かったが、向こうから声をかけてくれた。 有難う!

   4つ目の橋、多々良大橋へ。 大三島へ渡る。



   この頃は、吐き気との戦い。まだ嘔吐は無いものの、給水するたびに気分が悪くなる。
   だから、給水した後は、少し歩いて走り出す。
   これを続けて、何とかもっている。

   5つ目の橋、大三島橋へ。 伯方島へ渡る。



   ここから先は、あまり来たことの無い場所。 でも、伯方島の歓迎は、他の島とは違う!
   70Kmエイドでは、放送で、名前を呼んでくれる。

   そして、6つ目の橋、伯方大島端へ、大島へ渡る。



   最後の島である。しかし、この島も大きい。 ちょうど、この頃、太陽の光がと、
   照り返しがきつく、意識がモウロウとする。

   どこの島もそうだが、道は比較的に平坦で単調。
   走りやすいのだが、この暑さの中、飽きてくるのが難点だ。

   ついに!80Kmのエイド、吉海町バラ公園。今回初の嘔吐に見舞われる。木陰で一休み。
   ふと見ると、アイスクリーム片手に走っている女性のランナーが。 うらやましい。
   こちとら、そんな余裕すらない。
   このしまなみのエイドは、充実していると定評がある。
   が、残念なことに、その半分も満喫できていない。悲しい!

   こうなったら自棄だ。 疲れてくると炭酸が飲みたくなる。
   当然、炭酸飲んだら嘔吐するのは目に見えている。
   でも一時の快感に負け、自販機でグレープ炭酸を買う。 美味い!

   最後の橋、来島大橋第一〜三大橋へ。



   やけに長い橋だ、どこが第一なのか、第ニなのか良く分からない。
   3つ合せて、4Kmは超える。 足は快調なのだが、気分は悪い。

   そして、四国上陸。 92Kmのエイドで、さっき飲んだ炭酸を全て吐き出す。
   ここはかなり気分が悪い、横になって、しばしの休憩。
   というか、後半は、殆どのエイドで横になっている。

   今治の街をひた走る。残り8Kmがやけに長く感じる。
   でも足は相変わらず、快調だ。 というより絶好調。
   さすがに、ラストとなると、気分も楽になるのか、残り3Kmは、信じられないスピードで駆ける。
   と勝手に本人が思ってるだけかもしれないが。

   そしてゴール!お疲れ。 タイムは、殆どワーストに近い。
   13時間56分51秒。
   残念なことに、メダルも無い。 これがとても悲しい。
   ウルトラの醍醐味の完走メダルが欲しかった。

   まぁ無事?ゴールできたから、良かった。
   でもゴールしたら、気が緩んだのか、再び嘔吐と気分が悪くなる。
   ホールの奥で横になる。 何も食べれない。 健康ランドのチケットもあるのに、
   入りに行く元気も無い!

   そうこうしてる間に、心の師匠おーちゃんゴール!お疲れ。
   今回も練習してなかったのに、完走。 さすが、我が心のウルトラの師匠である。
   そして、今回知り合ったジョガーの人達も無事ゴールしたようである。
   後で、ネットで調べて、ほっ。

■ 帰路
   帰りは、おーちゃんの旦那さんに送って頂く。
   しまなみ行きは走って、14時間もかかったのに、帰りは車で、あっという間、
   家まで1時間半。 なんなんだ!

感想
   ここはエイドが充実つしている。 さすがに絞りたてのみかんは美味しかった。
   ただ、100%満喫はできなかった。
   また、景色もきっと良かったに違い無い。 これまた殆ど見る余裕がなかった。
   今回、嘔吐対策で、考えられることは全てやったつもり。
   睡眠十分、塩、アミノバイタル、胃薬、そして、いつもよりスローペースで走った。
   それでも、駄目!もうウルトラ走れないかも知れない?

   せっかく、ブログの目標に、全国のウルトラ制覇!
   なんて立ち上げたのに、もう終わってしまうのか。。。
   少し、時間をおいて、考えることにしよう。

   なんにしても、記念すべき100大会目が完走で飾られ、
   よかった、よかった。  

  いづれ、また走るに違いないコース。家からも一番近いウルトラ。
  次は、もっと楽しみたい。
 

えちご・くびき野100Kmマラソン(2006年 第6回大会
出発
   10月13日の金曜日。別にジェイソンが出てくる訳じゃないけど、どきどき気分です。
   今から、2年毎にしか開催されない、えちご・くびき野100Kmマラソンへ向けて
   出発するからです。

   会社を休み、いざ上越市へ 。
   まず、いつもの走友のおーちゃんと新幹線で京都へ。
   京都駅で、jog note で知り合ったふきこさんとひろっさん夫妻の車に便乗させて頂く為、
   待ち合わせ。

   初対面だし、最初はどきどきでしたが、やさしそうな方々で、ホっ です。
   そして、お二人のお友達のヤッホーさんと合流し、次のお友達のなかのさんの待つ、
   福井県丸岡へ高速にのって出発です。

   丸岡インターを降り、高速バス乗り場でなかのさんと合流し昼食へ。
   昼食は、なかのさんお勧めの越前そば。。。

   麺同好会名誉会長(と言っても会員は1名)としては、見過ごせない。
   とりあえず、この店のHPのトップにも載っているごぼうおろしそば と ライスを注文 。
   なかなかの歯ごたえで美味しかった。



   昼食を終え、全員揃ったところで、再び高速へのって上越へ向かう。
   車中は、皆さんの武勇伝を聞く事に・・・。
   皆さん、あまりにも凄い人達で、少し場違いのような気もしたが、
   色んな話しをさせて頂き、楽しい時間でした。

   ただ乗せて頂いている身としては、ひろっさん一人運転で申し訳け無かったのですが。

   さて受付会場のリージョンプラザ上越へ到着。
   受付を済ませ、会場内をぶらぶら。 ふきこさんのお友達の方々も来られていたみたいで
   紹介を受けたが、覚えられない。 すみません。 でも類は類を呼ぶと言いうように、
   凄い人達だとはすぐ分かった。
   そして会場をを後に。
                                        大会のポスタです。↓↓↓
 ここが明日のスタートです。       

   ここで、皆さんとは違うホテルだったので、ホテルまで送って頂き別れる。
   宿泊ホテルは、α-1ホテル。外見は、ボロっちかったけど、中は結構綺麗だった。
   まぁ〜いわゆる普通のビジネスホテルだ。部屋は、最上階10Fの直江津駅側。
   窓から、直江津駅周辺が一望。 おーちゃんの部屋は隣の隣。

   とりあえず明日の朝ごはん用にセブンイレブンのおにぎりを購入。
   荷物の片付けをして、食事がてら直江津駅周辺を散策。
   が、直江津駅周辺は、食べ物屋さんが全く無い。事前にネット調べていったが、
   これほどとは・・・。
   うろうろしたものの、駅周辺は、昭和初期を思い浮かばせる風景。
   (って勿論その時代の事は知りませんが、感覚で・・・)
   情緒ある昔の町並み。

   食べ物屋さんが見つからないので、駅から離れ広い道沿いへ、
   何とかショッピングモールを見つけ、その隣のモスバーガーで夕食。

   ホテルへ帰って、隣にある市の銭湯施設へ、お風呂に入りに。
   ホテル宿泊者は無料!広々したお風呂は気持ちいい〜。 少し熱かったけど。

   さあ明日はいよいよウルトラ。 9時に消灯。 おやすみなさい。

■ レース
   やっぱ、ウルトラ前日はなかなか寝付けなかったかな???
   と言っても、ホテルは一人部屋で快適だったし、普段よりは寝れたほうかもしれない。

   実は、今回2〜3日前から、睡眠不足です。 理由は?ようわからんけど、
   不安と楽しみが交差してたのかな?
   そのせいか、気分も沈み気味、結局この気持ちは、走り出してからも続くことに・・・。

   ウルトラを走るに当たっては、不安ごとはいっぱいある。
   まず、制限時間の問題。 結構山坂のコースに加えて、13時間30分と、
   通常のウルトラより30分短い。
   最近のウルトラでは、完走できても13時間以上かかる事がざらであった。

   その原因は・・・
   吐き気、嘔吐である。ここ2〜3年悩まされており、昨年なんか完走できない事もしばしば・・・。
   そこで色んな人からの助言を受け、今回ガスター10を購入。
   処方も、前日の夜1錠、当日の朝食後(3時頃)の1錠、レース中の昼前に1錠、夕方1錠と
   決めて走った。

   その結果は・・・

   ホテルのロビーでおーちゃんと待ち合わせ。
   直江津駅から宿泊のホテルα-1経由で来る大会バスに乗って会場へ。
   結構ここのホテルもランナーが泊まっていたようだ。

   会場は、昨日の受付けのリージョイプラザ上越。
   会場内で、47.4Km地点と78.6Km地点のレストステーション行きの荷物を預け、準備完了。

   あとはスタートを待つだけである。 目標ゴール時間別に並んで、開会式。
   とりあえず、おーちゃんと12時間の列の後ろの方へ並ぶ。

   そのまま会場の外へでて、スタートを待つ。
   そこには、氷の器でできているキャンドルが沢山並べられており、綺麗であった。

   いよいよ、5時半スタート。
   お天気は、晴れで清々しい。 上越市内を山の方へ向かう。 

   おーちゃんとは、スタート時点からはぐれ、完全な一人旅。
   最初の30mは、ほぼ平坦。 田んぼの真直ぐな路をひた走る。

   10Km地点。 実はスタートしてから、まだ気分が少しブルーが入ってる。
   何故か?良くわからんが、やはり吐き気のトウマかも知れない。
   不安なことだらけ、今日一日こんな気持ちで走るのか・・・ 。

   20Km地点。2時間10分弱。 少し遅い気がする。
   後半どこまで落ちるかわからんから、やはり不安である。

   ここから、少しづつ沿道の応援が増えてくる。
   しかも、お年寄りが多い。 勿論子供達も。
   その応援に応えてると、まだ始まったばかりなのに感動か?
   目がウルウルしてきた。 やはり、少し気持ちが不安定なのかも?

  そうこうしているうちに30Km地点。
  一つ目の山に差し掛かる。

  ここから300mくらいの山が5連山続くのだ。

  当然、登りは歩きと言いたい処だが、行けるとこまではゆっくりでも走ろうと少し頑張る。
  少し登るとかなり負荷がかかってきたので、ここで歩き始める。
  周りも歩いてるし・・・ 。

  歩きになって、ふっと気が付くと、すすきが目に入ってきた。
  気持ちが和む瞬間だ。
  やっと頂上! これからは下りである。
  でもウルトラの重要なポイントは山下りと考えている。
  ここで足にダメージを残したらダメである。
  かっ飛んでも、ブレーキをかけながらも走っても膝にくる。 注意しながら慎重に下る。

  下りきると40Km地点。 4時間33分くらい。
  山があったのでこんなもんか。 でもやはり少し遅いと感じる。

  ここらで気分的には、少し上昇 してきた。
  きっと沿道の人達の声援が力になっているんだと思う。
  特にお年寄りの人達は、すごい応援してくれる。
  中には、朝から宴会しながら応援してくれてる人達もいるが、
  自分達が楽しんで応援してくれるのはランナーにとって、一番うれしい事だと思う。
  応援の仕方も色々あるが、すごい力を貰っている気がする。

  そして二つ目の山登り。 歩きを交えながら登って行く。
  そして登ったら下るのだ。。。

  そして・・・お腹も下ってきた。 う○こがしたい〜。
  そう言えば、朝トイレで出んかったんだ。
  次のトイレは、50Km手前のレストステーション。 そこまでもってくれ〜〜〜。

  なんとかセーフ。 着替え用袋を受け取り、すぐさまトイレへ駆け込む。
  ラッキー空いてた〜 。 しかも、便座が温か〜い。
  すっきりしながら、しばし休息も。 後の人すみませ〜ん。 一人待ってた。

  ここでガスター10を1錠飲んで、おにぎりとお汁を頂く。
  やっぱ、おにぎりは、米処!こしひかり!か、どうかはわからないが、美味しい。

  ここまでは、吐き気は快調である。
  気分も絶好調!朝のブルーもどこへやら、さぁ〜頑張るゾ〜〜

  そして、50Km中間地点。5時間50分弱。
  これから三つ目、四つ目の山を越えるのだが、まだまだ足は軽く、快調である。

  山坂の登りは、歩きを加えて、遂に最後の山へ。
  最後の山は、他に比べて少し低そうではあるが登りが急である。
  最初から歩きであるが、案外短かった。
  あっという間に頂上で、下れば、次のレストステーションだ。

  ここで少し吐き気が・・・。
  最後のレストステーションでは、着替え用袋も開けずそのまま返却。
  ガスター10を飲み、うどんとおにぎりを食べ、再出発。

  80Km地点。午後3時10分頃。 スタートしてから9時間40分。
  残り20Kmである。 少しし雲が出てきて、肌寒く感じる。

  吐き気もガスター10のおかげか治まり、走りも益々快調に。

  その時、前に丁度いいペースで走ってる女の人のお尻が・・・
  いやいや女の人がいたのでペースメーカにと後を付いていく。。。
  ちょっとストーカーぽかったかな。

  追いついて、少しお話しながら併走。 どうも地元の人だったみたい。
  どうりで、さっきのレストステーションでは、応援が盛り上がってたみたいであった。
  しかも、ウルトラ初めてと言う。 それでこの走り・・・。 凄すぎる。

  次のエイドで分かれて、再び一人旅。
  海に向かって、田んぼの中の直線をひた走る。

  少し街の中に入ってきた。 調子は、相変わらずいい。
  2回くらい信号があったが、運が良いのか?悪いのか?全て青だった。
  そのまま休まずに走り続ける。

  そして海。 夕焼けでとても綺麗である。 が、曇ってて夕日が見えない。
  日本海だ〜と感動している間は無い。

  ここに来て、街中なのに微妙なアップダウンが身体を苦しめる。
  歩くには中途半端。 でも沿道の声援は続いており、頑張る勇気を貰い続ける。

  90Km過ぎ、さすがにここまで快調と思ってきたが、少し足が鈍くなってきた。
  ついでに、少し吐き気も・・・もうガスター10は無い。 後はもう気力しかない。

  92.2Kmの最後のレストエイドで、海鮮汁を頂く。
  蟹にあさり、魚、色々入ってて美味しい。
  押し寿司も勧められたが、少し気分が悪かったので食べなかった。
  後から思えば、少し後悔。

  さぁ残り10K、も無い。でもその10Kmが長いんだよね。
  しかも微妙なアップダウンが続く。

  残り5Km。辺りは少し暗くなってきた。 そこへ軽快に後ろから抜かれていった。
  後半、快調に走ってきて抜かれたことは無かったのに・・・。
  ここで意地が爆発。 何としても付いていってやる。
  再びストーカーみたいに後をぴったりと付いて行く。
  残念だったのは野郎だった事・・・。

  一回そのペースにはまると、快走?が復活!
  途中その人には、突き放されてしまったが、自分のペースが上がって
  きたのがわかる。

  最後の給水所97.4Km地点で、蛍光たすきを渡される。
  もう残り3Kmもないのに必要ないとは思うし、金具がブラブラして走りにくい。

  残り2Kmくらいからか、最後の直線に入って、スタート地点に飾られてた
  氷の器でできているキャンドルが沿道に並んでいた。
  綺麗でなかなか風情はあるが、こちとら蹴らないように走るので精一杯だった。

  そして、感動のゴール。 ユートピアくびき希望館へ。
  最後の頑張りのおかげか、久しぶりの12時間切り。
  11時間59分44秒。

  100km総合、301位。男子264位。 お疲れ様でした。

  ゴールした後は、ボランティアの中学生達が、色々やってくれた。
  ランナー1人に2人の中学生。
  チップは外してくれるし、ゼッケン持ってダッシュで荷物を引き換えに行ってくれるし。
  もう一人は、うどんを持って来てくれた。

  最後におにぎりも食べ。 最後まで嘔吐無し。
  少し吐き気はしたものの、完全復活です。

  そして、おーちゃんを待つため会館の中へ。
  ボランティアのマッサージを2回も受けた。
  1回目は専門学生の女の子。 2回目は中学生の女の子2人で足や肩、腰を
  揉んでもらった。
  とっても気持ち良く、危うく寝そうになった。
  残念だったのが、そこではお風呂に入れなかった事かな。
  狭すぎでいっぱいだった。

  そして、帰り、バスで直江津駅行きの大会バスで帰ろうかなって思ってたら、
  おーちゃんから連絡。 おーちゃんも無事完走。
  ひろっさん達はさすが、サブ10らしく、一旦ホテルに帰って
  車で迎えに来てくれてたのだ〜 。
  そして一緒に行ったメンバーは全員完走。

  ホテルに帰って、隣の銭湯施設へ直行。 ゆっくり疲れを取りました。
  さすがにその日はぐっすりと寝ました。

■ 帰路
  次の日、朝、チェックアウト後、ひろっさん達が迎えに来てくれた。
  朝ご飯は、朝マック。

  そして、上越市を後に、帰路へ。
  またもや、ひろっさん一人の運転 に頼ってしまいました。
  なかのさんと丸岡で別れ、京都に到着。 なんか帰りはあっという間だった。

  ふきこさん、ひろっさん、、ヤッホーさん、なかのさん、お疲れ様でした。
  そして有難うございました。
  とても楽しい旅ができました。。。
 
  そして、京都駅でおーちゃんと少し遅い昼食を食べ、新幹線 で福山へ。
  無事、家 まで帰ってきました。

感想
  今回のウルトラは、本当に楽しかった。
  新しいお友達、と言っては恐れ多いが、ふきこさん、ひろっさん夫妻。
  ヤッホーさん、なかのさん。 との出会い。
 
  なによりガスター10のおかげで、無事思うようなレースができました。
  この大会、ボランティアの人達、沿道の応援の人達、とても良くしてくれて、
  感動、そして絆のスローガン通りでした。
  少し遠いですが、是非また来たい大会です。
 

リンク

大会名
第19回山口100萩往還マラニック大会140Km(2007年)
第2回隠岐の島ウルトラマラソン(2007年)
第10回村岡ダブルフルウルトラランニング大会100Km(2007年)
第1回水都大阪100Kmウルトラマラニック(2009年)
児島半島港めぐり100Kmマラソン大会(2009年)
チャレンジ富士五湖112Km(2010年)
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山口100萩往還マラニック大会140Kmの部(2007年 第19回大会
出発
  ウルトラを初めて完走してから5年、全国のウルトラマラソン大会を制覇しようと心に決めて、
  最終目標にしていたのが、
この萩往還です。
  最終目標と言っても250Km完踏がそうであって、その前に140Kmのエントリーが必要なのです。
  なので今回、140Kmの部に参加してきました。

  福山からは、一緒に走るのが久しぶりののぶさんと、
岡山からは、はっぴーずのカサブランカさん、
  ともちゃんの
計4人で参加です。

  行きの新幹線、皆バラバラで乗車、ゴールデンウィークともあって福山から新山口まで約1時間、
  全く座れませんでした。

  新山口からは、カサブランカさんが借りたレンタカーで移動です。
  山口の瑠璃光寺で受付をし、コースの下見に行きました。

  140Kmのの長丁場を送られてきた地図を当てに走らないといけないのですが、
  地図が大雑把で全くわかりません。
(真剣に見ていないのも悪いですが・・・)
  そこで研究熱心なカサブランカさんについて、迷いやすい山口から萩に抜ける往還道の
  下見をまず行いました。

  コースは往還道の新道(舗装された広い道)と旧道(石畳や舗装されていない、かなりキツイ道)
  を交互に走り、かなり複雑で迷いそうな所も沢山ありました。
  間違って、コースアウトしても結局はどのルート使っても萩までたどりつけばいいみたいですが、
  かなりの遠回りになるみたいなので、正規ルートが一番良さそうです。



  しかし、ここを真夜中に走るかと思うとかなり不安になり、逆に下見しない方が、いいのでは?
  って思っちゃいました。 実際走る時は、白線と本当に迷いそうなところにはガードマンさんが
  立ってたので、大丈夫でしたが、と言いつつ、白線見逃して、2回程コースアウト
しました。

  下見も終り、軽く昼食を終え、荷物を預ける準備をしに瑠璃光寺の隣の洞春寺へ移動。
  そこで走る準備を行い、ゴール後の荷物を預け、走ってる途中の荷物を預ける為、
  山口福祉センターへ移動。
  ここはスタートの瑠璃光寺から1Kmも離れていない所で、一旦140Kmのコースで
  まず防府まで行って、折り返し帰ってきた時の44Km地点の第1の着替え場所です。

  本当はスタートして走りながら荷物を持って預けてもいいらしいですが、
  レンターカーの強みです。
  そしてそこで少し仮眠。 (結局寝れなかったですが・・・)

  そして、15時からは山口教育会館で説明会。
  会長の挨拶は、なかなか味のあるものでした。

  いよいよ、瑠璃光寺に戻りスタートを待つだけとなりました。
  スタート前には、鬼退治マラニックで途中ご一緒したへなぽこさんと、そのお友達とも合流。
  
相変わらず、へなぽこさんは今回も犬の着ぐるみで参戦です。

  そして、わざわざデートを遅らせてまで岡山から応援に駆けつけてくれた
  naoちゃんとnaoちゃんのお母さんともお会いできました。 
  naoちゃんはレースの模様をレポートしてくれるみたいです。 本当に嬉しい限りです。

  250Kmの部で昨日から走ってる、ふきこさん、ひろっさん夫妻、きたむうさん、あとkotomiちゃん
  どこかで会えるかな?とても楽しみです。   

■ レース
  140Kmは夕方6時に山口市をスタートし、まず瀬戸内海の防府市を往復し、
  次に日本海の萩市までの往復を
24時間以内で完踏を目指します。
  完走ではなく、踏むという事で、まさしく萩往還道の山道を一歩一歩踏みしめて
  ゴールを目指すものです。

  夜中の防寒対策として、長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを着込んでの格好です。
  下は、ハーフスパッツ。


  ウェーブスタートなので、とりあえず適当に列に並び、順番にスタートを待ちます。
  あまり後方からのスタートだと最後尾で深夜の往還道走る事になるのは嫌なので
  中断くらいに並びます。

  約8分遅れでスタート。 ”えいえいおー”の掛け声で、一斉に走り出します。
  幸い、一緒に行ったメンバーは同じブロックでスタートできました。

  一路、防府へ向かって街中を駆けて行きます。
  当然、カサブランカさんは先行して、既に見えなくなってしまいました。
  ともちゃんもあまりに遅い我々のペースに痺れを切らし見る見る加速していきます。

  これからの長丁場、久しぶりののぶさんと二人で、ゆっくりまったりペースで
  ボチボチ行きました。
  そして、防府から折り返してくる途中までは、へなぽこさんとそのお友達も
  交えて4人でワイワイと。

  山口駅を越え、大きな歩道橋を渡り、後はひたすら真直ぐの道です。
  中国自動車を抜けると国道262号線を南下。

  防府に向かう広い国道が永遠続きます。
  そして、防府へ抜ける峠にさしかかり上って行くと、最初のエイドしゃもじ(14Km地点)へ。

  ここでは、お食事券が出ていて、行き帰りどちらで使用してもいいみたいだが、
  帰りは防府から出発の歩け歩け部とぶち当たるし、すぐ山口福祉センターでも
  おにぎりが食べれるので、行きに食べる事としていました。

  店の中のカウンターに座って、うどんとおにぎりを注文。
  美味しかった〜。 元気復活。


  
  既にこの頃には暗くなってたけど、車のライトとかで足元は十分に見える明るさでした。
  ただ、しゃもじを過ぎると旧道へ入り真っ暗な狭い急な登り道。
  のぶさんはここでヘッドライトを装着。
  とりあえず私は、ハンディーのLEDライトで頑張る。 十分明るい。

  峠を過ぎ下って行けば、防府市内だ。 長い下りが続きます。。

  本大会はレースでは無くマラニックで、勿論交通規制しているわけでなく、
  交通ルールを守って走ります。
  防府市内は、信号が多く、信号に止まってまっかりで、なかなか調子がでません。

  歩け歩け部ともすれ違うようになり、140Kmのランナーも折り返してきます。
  カサブランカさん、ともちゃんともすれ違い、さすがに軽やかです。

  やっとの事で折り返しの英雲荘、三田尻御茶屋跡のチェックポイント(22Km地点)
  まで来ました。

  チェックシートにチェックのパンチを押して、山口へ戻ります。
  チェックシートを無くすと完踏が証明されないので、非常に大事なものです。

  行きに通った道を完全に引き返しです。
  途中、しゃもじの峠の旧道の入ったところで、誰かのチェックシートを
  のぶさんが落ちてるのを拾いました。
  チェックシートには名前と緊急連絡先が書くようになっていたので、
  緊急連絡先の携帯番号へ電話。 すると本人では無く、奥さんが出てこられました。
  奥さんは応援で湯田温泉に泊まってるみたい。 
  でも旦那さんは携帯持って走ってないので、連絡がつかないそうです。

  悩んでも仕方ないので、とりあえずチェックシートを持って走って
  山口福祉センターか次のチェックポイントまで行くしかない。

  すると幸いな事に、次のしゃもじのエイドで落とし主が見つかりました。
  良かった。 良かった。
  こういう事もあるので、チェックシートには自分の携帯番号を書いて、
  携帯持って走らなきゃね。

  そうこうしてる間に山口福祉センター(43Km地点)に23時半くらいに到着。
  ここで、これからの山道に備えて準備開始。

  まずは、おにぎりと熱いお茶でお腹にエネルギー補給。
  そしてここで、ガスター10を服用。 これからが吐き気に注意していかないといけない
  ヤバイ距離に突入だ。

  それから、ヘッドライトを装着。 これからの山道は真っ暗だし、舗装もされてなく、
  足場も悪い。 そして参加者全員に配られた点滅ライトをリュックの後ろにつける。
  このライトは後ろから来た人の目印になり、皆で力を合わせて完踏しようという主旨
  のものだ。
  
  あとは、防寒でウインドブレーカを持って行くかを悩んだが、結構暖かかったので
  持っていかず。 結果論ですがこの選択は成功で、上着は今回は不要でした。

  他、これも参加者全員に配られた軍手と、秘密兵器に準備した氷砂糖(エネルギー
  と、喉をガードするのに、これは結構良かった〜)、ペットボトルのジュースを補給。
  これで真夜中の往還道へ望みます。

  0時丁度に山口福祉センターを出発。 
  スタート地点の瑠璃光寺を過ぎ、徐々に上って行きます。
  一の坂ダムを越える頃に周りを見渡しても、誰も見当たらず。
  だいぶ先と後方にライトは見えますが・・・
  真夜中の往還道は、のぶさんと二人旅です。

  天花畑(てんげばた)から、往還道へ入る所で、naoちゃんとお母さんが応援してくれていました。
  これからの闇の階段に向けて、非常に勇気付けられました。



  さぁ〜これからが、暗闇の往還道、下見した足場も悪い急な登り坂が永遠に続きます。
  上の方を見上げると点滅ライトがチラリチラリ。
  あんな所まで上るんか〜としみじみ。。。

  途中、丁度良い長さの木切れを拾って、杖代わりに。
  一歩一歩足場の悪い地面を踏みしめながら、勿論ゆっくり歩いて登りました。

  ここらでは250Kmの人達とすれ違って行きます。
  さすがにここらで会う人は速く、悪路の下りもかっ飛んでいます。
  ゴールは目前、250Km近く走ってる人達には見えません。

  板堂峠(往還道最高点560m;50Km地点)にさしかかり、後は下るだけ。
  でも下りも足場が悪く、暗いため、ゆっくり。

  そして、やっと舗装道路へ。 杖代わりの棒は帰りのことも考え、分かりやすい所に
  置いておく。 きっと帰りにも役立つだろう。

  そして舗装道路をひたすら下ります。 当然帰りは一番キツイ時間帯にここを上るのかと
  ぞっとしながら、下る下る。 何処まで下るんだろうってくらい下りました。
  途中、夜中なのに私設エイドをして下さってる民家で、温かかいお茶を頂く。
  ありがたいナ〜。

  下りの舗装道路は半分寝かけで走ります。
  結構眠さのピークかも。
 
  すると下りきったら、またまた上り。 
  そんなんが続いて、やっとエイドの佐々並市(58Km地点)に着きました。

  萩はエイドとエイドの間が長いので、ペットボトルの給水は重要です。
  という事で、自動販売機でスポーツドリンクを補給。

  そこから再び悪路の登りへ。
  上ったら下りの連続。 しかも悪路から舗装道路、舗装道路から悪路へ。

  少し気分も悪くなってきた。 吐き気とまではいかないが、ヤバイかな?

  途中、おばちゃん3人衆と遭遇。 話し方を聞くと関西の方々っぽい。
  3人寄ればかしまし娘? 暗闇の森の中を平気そうにガヤガヤと通り過ぎ去って行きました。
  お化けも近寄れぬパワーだ。

  次のエイドの明木市(あきらぎいち;68Km地点)にam4時(10時間経過)に到着。
  ほぼ中間地点だ。
  ここでは、美味しい饅頭を頂いた。

  そして、出発。 快調に進んでいたが、前に誰もいなかったのが不運である。
  どうも道を間違ったらしい。 広い道に突き当たったが。 白線の矢印が無く、
  どっちに行けばいいかわからず。 としあえずのぶさんと後続が来るのを
  待つことにしたが、誰も来る気配も無し。

  少し戻ってみると、向こうの方でライトが見えた。
  やっぱ道を間違えていたのだ。

  曲がるところに白線が書いていたけど、反対側を走ってたので
  気付かず、真直ぐ行ってしまったのだ。
  ちゃんと右側通行してたのに、左折するところの矢印は左側にしか
  書いてなく、暗いとわからんじゃん。 と文句言っててもしかたないので
  前に進む。 1Kmくらいのロスかな?140Kmから見るとたいした距離じゃ無い。

  再び、山道に入って降りると、萩優良道路休憩所(71Km地点)に着いた。
  ここらで明るくなってきたのでライトをリュックに入れ、ここから萩市内まで
  いっきに下って行きます。

  なんか明るくなってきたら元気もでてきたし、気分も上々♂

  有料道路を気持ちよく走ってたら、前の人達が何やら集まって相談しています。
  何かなって聞いてみると、またまた道を間違えたみたい。
  有料道路の途中で右に降りていかんといけんかったらしい。

  またこの道登るのは、さっきのロスよりシンドイ。
  でもどうやら、抜け道があって正規のルートに戻れるらしい。
  ラッキー。 最悪有料道路下って行っても、次のチェックポントの萩城跡まで
  行けるみたいだったけどね。

  萩市街地に入り、小腹が空いたので、リュックに忍ばせてたパンを食べました。
  そして、チェックポイントの萩城跡、石庭公園(79Km地点)にam6時に到着。
  ここで不要なライトや長袖Tシャツ等を袋に入れて身軽でスタートです。

  萩城跡からは日本海沿いを通って、次のチェックポントの笠山折り返しに向かいます。
  途中、250Kmの人達を追い越しながら、少しペースアップです。
  今までが少し余裕しすぎて、少し焦ってました。

  向こうから、ともちゃんが笠山を折り返して来たところに遭遇。
  なかり順調そうだ。 その後カサブランカさんにも。
  あれ〜順番が逆転してる・・・どうもカサブランカさんは真夜中の往還道で
  足を捻ったみたいで少しペースダウンしてるみたいです。

  その後、250Kmエントリーのふきこさん、ひろっさん、きたむーさんに追いつく。
  ご挨拶して、そのまま止まらずに走り続けます。 少し焦ってたもんで・・・

  そして笠山の手前で、naoちゃんに遭遇。
  スポーツゼリーの差し入れで元気100倍。

  チェックポイントの笠山山頂へ(88Km地点)am7時半に到着。
 そしてそのまま下り笠山を回って、次のチェックポイント虎ケ崎、
  椿の館(91Km地点)へam8時過ぎに到着。



  ここでお食事券で食事タイム。
  定番はカレーらしいけど、吐き気がくると嫌なので、うどん定食にしました。
  
  笠山の遊歩道を抜け、あとは最後のチェックポイント東光寺だ。

  来た道を今度は再び萩の市街地方面へ戻り、東光寺(100Km地点)に
  am9時(15時間経過)に到着。



  あとは、往還道を帰って瑠璃光寺に向かうだけです。
  残り34Km。 また山道が続きます。

  再び登りが始まり、丁度70Km部の人達が往還道を下ってきます。
  皆、それぞれを称え合い、拍手や頑張れの声をかけて行きます。
  一番辛いところでの声援は、一番の元気の源、少し感動しながら
  足も軽くなっていきました。
 
  萩有料道路に合流し、再び有料道路の休憩所で、naoちゃんが
  スポーツゼリーの差し入れをしてくれました。
  更に元気200倍です。

  丁度ここで70Kmの部にエントリーのピロピロさんや福岡のくにさんに
  会いました。

  来た道をひたすら帰ります。
  来るときは真っ暗でしたが、帰りは日も登り景色が分かります。

  明木市(110Km地点)にam10時45分、ここでまたまた行きとは違う饅頭を食べ、
  佐々並市(120Km地点)にpm12時半、ここでは、名物豆腐を食べて、
  最後のゴールを目指します。

  最後の難関板堂峠にさしかかって、行きに置いた杖代わりの棒がまだそのまま
  残ってたので、それを使って最後の登りを上り切りました。

  あとは下るだけ。 でも急な石畳な坂、石畳は滑りやすいので
  慎重にゆっくり端の土部を選んで走りました。

  天花畑に戻ってきて、あとは舗装道路だけです。
  残り約6Km。 一ノ坂ダムは登りですが、がんがん走って登りました。
  そして下りも、がんがん下って行きました。
 
  瑠璃光の前では、既にゴールしているともちゃんやカサブランカさん、
  昨日から応援に駆けずり回ってくれたnaoちゃんが出迎えてくれました。

  20時間40分56秒 完踏です。
  58/292位(順位表彰はありません)



■ 帰路
  着替えと荷物を受け取とる為に洞春寺へ。
  再び瑠璃光寺へ戻った時には、
250Kmの部kotomiちゃんもゴールしてました。
  
  その後皆で、大会指定の銭湯「亀山湯」で汗を流しました。

  お風呂か戻ってくると丁度、250Kmの部ふきこさん、ひろっさん、きたむうさん達が
  感動のゴールするところ、ギリギリ間に合いました。
  その後、へなぽこさん、そのお友達と続々ゴールです。

  皆さん、お疲れ様でした。

  さすがに帰りの新幹線は、皆、爆睡でした。

感想
  やはり夜中走るのは、調子が出ず、身体が重かったですが、
  夜が明けると、かなり元気が出てきました。
  
  100Km地点で15時間と往還道の坂道を歩いたとしても、スローペースでした。
  その為か、往還道の帰りも行きと変わらないペースで走れました。
  コース的には、往還道の帰りの登りの方が、長くしんどそうなイメージです。
  天気も曇りで暑くならなかったのも良かったです。
  結果的に、帰っても少々の筋肉痛でダメージは有りませんでした。

  萩往還140Kmとして、従来のウルトラとは異なり、一睡もせず一昼夜
  走り続ける別の苦しさが有りました。
  今回、準備した物として、リュック(ナイキ製)、ヘッドライト、ハンディーLEDライト
  (共におーちゃんから借用)、替えの電池、軍手(大会本部支給;往還道を登る時に使用)、
  点滅ライト(大会本部支給)、  長袖Tシャツ、半袖Tシャツ、
  防寒用のウインドブレーカー(結局今回は使用せず)、携帯電話、氷砂糖、ガスター10、お金、
  等です。

  250Kmは48時間、2日間の更に長丁場です。 
  いつかは挑戦したいですが、練習法とか、準備とか、色々勉強しないといけません。
 

隠岐の島ウルトラマラソン(2007年 第2回大会
出発
   2年前の秋の第1回大会の時は、時期的に寒く悪天候に加え、吐き気の克服が
   できてなかったのが原因で60Km過ぎでリタイアという苦い経験が有り、
  今回はリベンジを誓う。


  しかも今回は、はっぴーずの仲間が多く参加、かなり勇気付けられるはずです。
  出発は福山組と岡山組に分かれて出発。福山組は4時半に組長、カッキーさんと共に
  我が家を出発し、途中高速の蒜山SAで岡山組のせれさん、モンドさん、スギさん、
  レンジャーさん、ともちゃん、naoちゃん、めぐちゃんと合流、そのまま七類港へ到着。

   
   前回は海が大荒れで参加者ゲロゲロ状態だったが、今回はうって変わって
  海は穏やかで快適な船旅ができました。


   隠岐の島に到着して、レンターを借り、大会の受付を済ませて、島を観光がてら
  コースの下見です。

   まず腹ごしらえの為、名物隠岐そばを食べに観光マップに乗ってた味乃蔵へ。

    ゆずの味が利いてって美味しかったです。

   腹もいっぱいになり、観光へ出発。
   島の中心をつっきり、まずここは外せないローソ島を見に行きました。

   雄大な隠岐の自然を堪能しました。

  その後は、コースの後半部分を通って下見です。
  ちょうど後半は前回リタイアで道の部分なんでラッキーでした。
  が、思ったよりアップダウンの連続、こりゃ〜明日が思いやられますワー。


   今回お世話になる宿は、組長の知り合いに紹介して頂いた民宿石塚。
  若女将は気さくで別嬪さんです。

  夜は皆で明日の完走を誓い合い乾杯。
  でも明日のレースの為ちょびっと止めときました。

■ レース
   朝、3時頃に起床し、朝食を食べ早速レース準備。
   スタート地点の隠岐ビューポートホテル前に向かいます。
  前回は雨で寒かったが、今回は天気で暑くなりそうだ。。


   そしてスタート、やはり初夏の大会だけあって、スタートの5時には既に明るかった。
  スタートしてまもなく宿泊している民主の前を通る。民宿の若女将さんが
  応援くださってた。

  どうも、ともちゃん、めぐちゃんと組長はかなり先行して行ったみたいだった。
  続いてレンジャーさんとスギさんも。
  ゆっくりボチボチとせれさん、naoちゃん、カッキーさん、モンドさんと共に
  マイペースで行く。

   海岸線は微妙なアップダウンが続く。今回の登りも皆が走るのでついて走る。
  本来は登りは歩くところだが、最近走力が上がったのか無理しない程度には
  走れた。さて後半はどうなるかだが。
  

   26.5Km地点のさざえ村エイドで、腹の調子が・・・
   トイレに駆け込み10分程度は休憩していた。
   当然皆はだいぶ先行しているはずなので、若干ペースを上げて進む。
   ここからはコース最高の250mの登りが待ってるため、周りのペースは遅い。
  まずカッキーさんを、そしてnaoちゃん、せれさんと抜かし、モンドさんに追いつく。

   以降30Km地点くらいからレストの50Kmまではモンドさんと一緒に走った。
   やはり誰かと一緒に走るのはとても楽である。
  
   身体が目覚めてきたのもこの頃。 それまでは最近得意とする半寝走りに心がけ、
   体力の消耗を抑えてきた。

   途中、かなり先行しているはずの組長が40Km付近で歩いてるのを目撃。
   最初のオーバーペースで膝にきたみたいだ。 昔の自分を思い出す。

   50Kmのレストステーションに入りスギさんに追いつく。
  前回嘔吐で何も食べれ無かったが、今回はガスター10の力をかりて、
  目標のカレーを完食。
   そしてリスタート。

   ここからはモンドさんとは別れスギさんとご一緒に走る。
  結局スギさんとは最後まで一緒に行く事になる。とても心強かった。

   レストをスギ60Km手前、さすがに若干気分が悪くなったが、これくらいは大丈夫と
   少しペースを落としながらも、前へ進む。
   そして前回リタイヤした60Km地点をクリア
   まだまだ元気である。

   昨日した下見した100m越えの3連山に差し掛かる。
  それでもスギさんは走ってるので、ついて登る。
  一人でないので気力が途切れないのか不思議と走って登れる。
  それでもキツイのは当たり前である。

  70Km地点くらいでレンジャーさんも抜かし、最後の力を振り絞って
  ゴールを目指す。
  途中高校生のボランティア達が氷で身体を冷やしてくれている。
  

   90Km地点でやっと西郷港に帰ってきた
  
が、これから10Kmくらい飯山を回って隠岐空港への最大の難関が待ている。
  疲れた身体で、隠岐空港への登りはキツイ。
  さすがにここは歩いた。 勿論、速歩きを心がけて。

   なんとか最後の坂を上りきり、残り3Km、あとは一気に下ってゴールするだけである。
   この時点キロ5分を切って走れば12時間内がみえたため、最後の下りはスギさんに
  別れを告げスパートをかけた。
  残り1Km地点過ぎのトンネルから微妙な登り、そして最後のゴールのレインボーアリーナ
  の登り200mくらいも最後の力を振り絞り、物凄いスピードで駆け上って行った。
  ゴール手前で既にゴールしていた、ともちゃんとめぐちゃんを発見。
  声をかけて更にスパート。
  なんとか無事ゴールできた。

  結果、11時間58分19秒 100Km総合:48/302位、100Km男子:37/254位

  スプリットタイム    
20K 2:01:25 2:01:25
40K 4:17:11 2:15:46
60K 6:44:51 2:27:41
80K 9:25:42 2:40:52
Finish 11:58:19 2:32:37

 
 足を痛めた組長と、一緒に差さえあって走ったせれさん、naoちゃんは3人で涙の完走。
   残念ながらカッキーさんは無念のリタイア。 あとは全員完走でした。

   後夜祭では今日のレースをビデオで見ながら、皆の健闘を称えあいました。
   そして、後夜祭では、”隠岐の島♪”の歌が流れ続け完全に頭に覚え込まされました。
   
■ 帰路
   帰りもレンターを借りて、島観光です。
  まずとかげ岩を観光後、中村漁港より遊覧船にて、白島海岸、よろい岩かぶと岩を
  観光、約1時間の船旅でした。

   西郷港に戻ってお土産を購入、隠岐の島を後にしました。
  フェリー出港時には隠岐の島町長も見送りに、本当に島挙げての大会感動しました。


感想
   前回のリベンジを果たし、完走できて正直ホッとした。
  島一周のこのコースは山坂ばっかりであり、結構キツイコースであるのは確かだ。
  トンネルも多かった。


   でも島民の皆さんの応援はとても温かく勇気づけられた。
  
そして今回は、はっぴーずの仲間と走れたことも、頑張れた要因の一つだ。
  又、雄大な自然に囲まれ、レンターでの観光も最高の思い出となった。


   島に渡る交通費と交通の手段が少ないというハンディーがある大会だが、
  とても素晴らしい大会の一つだと思う。

  


村岡ダブルフルウルトラランニング大会100Kmの部(2007年 第10回大会
データ
 (男子100Km)エントリー:261名、参加数:239名、完走者:177名、完走率:74.1%
        小雨

出発
  今回は一緒に参加するお友達がいなく、一人で出場の為、車中泊を決め込み、電灯、寝袋、毛布、
  愛用の枕、等など・・・を持参しました。

  前日12時半に家を出発し、山陽自動車道、播但連絡道路を通り、国道9号線より村岡へ。

  16時前に受付場所(本日の宿泊予定場所)の香美町の村岡地域局に到着、受付をを済ませ、
  そのまま歓迎祭へ突入しました。

  歓迎祭では、地元の小倉長楽太鼓(写真)等を披露頂きました。



  晩ご飯を浮かす為、歓迎祭の食べ物(パン、いなり寿司、から揚げ、焼き鳥等など)を
  お腹いっぱい食べました。
  
  残念ながら抽選会は外れてしまいましたが、最後のじゃんけん大会でじゃが芋をゲットしました。

  駐車場に戻る頃はすっかり暗くなっていましたが、電灯の明かりとランタンでレースの準備を
  整え、近所のコンビニで朝食用のおにぎりを調達し、再び駐車場へ帰って寝る用意をしました。

  車の後部座席を全て倒しフルフラットにして、寝袋をひき、毛布をかけて寝ると結構快適で、
  20時半には熟睡しました。

■ レース
  早朝2時半に目覚ましで起きると、外は雨が降ってました。
  前日の準備で雨対策は考えてなかったので、急遽準備を入れ替え、サングラスなど
使いそうに
  無い物を片付け、ビニール袋などをすぐ出せるようにしました。

  車をスタート近くの村岡中学校の駐車場へ移動し、スタート会場の村岡高校へ歩いて向います。
  荷物を預け建物の入り口で雨宿りしていると、嫁さんのバド友達のK岡さんが声をかけてくれました。
  K岡さんは過去村岡を完走したこともあるそうで、村岡のベテランさんです。
  初めてお会いしましたが、ゼッケンで声をかけてくれたみたいです。
  K岡さんは福山のチーム
のメンバーと88Kmに参加との事でした。

  村岡は、100Km、88Km、44Kmのコースが有り、100Kmと88Kmは同じ時間にスタートで制限時間も同じ、
  ほぼコースも一緒です。
  このコース、村岡のホームページにも掲載されてましたが、同じ制限時間でコースを楽しめるのは
  88Kmだそうです。
  それほど過酷なコースなのです。
  高低差を見ると泣きそうなコースです。 大丈夫かな?
  


  このコース噂通りの日本屈指の山岳マラソンという事で、山、山、山しかありませんでした。
  
  スタート時も相変わらずの雨が降り続いていましたが、少し小ぶりになったみたいです。
  結局、最後まで降ったり止んだりを繰り返しました。
  でもこの季節の雨は、スタート前は少し寒かったですが、走り出せば暑くも無く、寒くも無く
  気候的には走りやすい気持ちのいい雨でした。
  
  スタートの号砲から村岡高校から88Kmと100Kmの選手達が出発です。
  最初の6Km過ぎまでは村岡の商店街などほぼ平坦な所を走ります。
  
  そして再び村岡高校に戻ってきて、ここからはひたすら兎和高原に向かっての登りです。
  ここからが村岡の本領発揮のコースと言えるでしょう。

  ここらは殆ど民家が無く、熊もでるみたいなので、受付で貰った熊避けの鈴を皆つけてます。

  そして、兎和高原を越えても、まだまだハチ北高原スキー場まで登り
  ここまでで、トータル10Kmで450mは登りました。
  
  ここからは、88Kmコースとは一旦離れて、ハチ北のペンション街を下ります。
  まだ朝早いというのに、応援が凄いです。
  というか、コース全体的に民家は所々しかないですが、そこでは必ず温かい応援してくれます。
  やはり過疎化でお年寄りが目立ちますが、雨の中、軒先で椅子に座っての応援は、
  本当に力になります。

  下りきったら、また登り、最後までこの繰り返しでした。

  30Km手前の民家では、かなりの激坂で、到底走ることができません。
  そこでは、おばあさんから手作りの貝のお守りを頂きました。 皆(100Kmのみ)に配ってました。
  むっちゃ嬉しくて、激坂も走り出さずにはいられないくらい、勇気を貰います。



  しばらくして、再び88kmのコースと合流しましたが、さすがに88Kmの選手は先行している模様でした。
  
  そして35Km過ぎ、再び88Kmコースと分かれ、作山への折り返しコースです。
  ここでは、100Kmコースの特権、猿尾滝エイドで、流し素麺を振舞って頂きました。
  本当に竹で作った筒から、素麺を流してくれて取ります。
  急ぐ旅でも無く(本当はレースなんで先を急がないといけないんでしょうが)、
  しっかり、腰を落ち着かせてお代わりしてしまいました。

  そして、再び88Kmコースと合流。 ここからは最後までコースは同じです。
  またまた88Kmの選手達に引き離されてしまってます。
  
  44Km手前の第1関門を過ぎ、ここから最大の難関の、最高標高地点の蘇武岳1040mへの登りが
  待っています。
  ここは登っても登っても頂上が見えません。 8Kmくらいはひたすら登りです。 しかも急勾配。
  当然急な坂道は歩きを入れ、走れるところは走りました。
  殆ど歩いたかもしれませんが、ここで少しでも走れた事が、最後に良い結果がでたと思います。

  しかも登れば下りもあります。 頂上からは一気に下ります。
  下りは途中一部足場が悪く、所々穴が開いてたりするので、足をくじかないように気をつけて走りました。

  激坂続きで、登って疲労がたまった足が、そのまま下りになると、止まらなくなり、
  足が壊れそうになります。
  久しぶりに走り終わった後、足のダメージが凄く、足がガチガチになりました。
  まだまだ修行が足りません。

  また、雨の中の激坂下りは、足の爪もやられちゃいました。
  右足親指の爪が浮き上がり、そのうち剥がれそうです。

  でも、これだけには終わりませんでした。
  70Km過ぎた下りで、右手の内側がチクっ!痛い!
  と思いきや、蜂に刺されちゃいました。

  何蜂かは分かりませんでしたが、すずめ蜂では無さそうなので、そのまま走り続けましたが、
  その日の夜、腕が腫れてジンジンしてました。
  翌日にはその痛みは治まりましたが、少し腫れは残り、刺された部分周辺だけは
  痛みが治まりませんでした。
  後日、病院でアレルギーを抑える薬を貰って飲んだら、あっという間に治っちゃいました。

  73Kmの射添会館レストステーションでは、殆ど休憩せず、中継地点での袋も受け取らず、
  先に進みました。
  そこから2Km地点くらいの所の長楽寺では、境内の中に入り但馬大仏の周りをぐるっと一周。
  変わったコースで見応えが有ります。
  雨で携帯持って走らなかったので写真が撮れなかったのが残念です。

  その後もひたすら登りが続きます。
  登りの途中、88Kmに参加のK岡さん達のグループに追いつきました。
  少しお話をしながら登りを歩き、登りが緩やかになった所で別れ、また走り続けました。

  この80Km過ぎのあけぼの山荘エイドに向かう山坂の登りは、第2の難関ではと思うほどに
  急な坂道が続きます。
  でも、頂上のあけぼの山荘エイドではカレーが美味しく、そこまでの道のりの辛さを忘れさせて
  くれます。

  そして、ここからは、またしても急激な下り道。
  結構ここまでは比較的楽しく走れてましたが、88Km地点まで下った時にはさすがに
  しんどさの方が勝ってました。

  そこからは、ほぼ平坦な道を3〜4Km進み(平坦なのにここが一番辛かったです。)
  90Km過ぎから最後の山へ向かいます。
  さすがに、ここまで来ると、山坂は殆ど歩き状態です。
  3Kmは我慢の登りが続きます。
  そして、ホント長かった(実際には一番短いかも知れませんが・・・)一ニ峠を上りきったら、
  後は、ゴールまで下りのみです。

  5Kmの下り。 少しづつスピードを上げて行き、残り3Km、行きに通った道に合流しゴール目指して
  スパートしました。

  ゴールは村岡小学校の運動場をほぼ一周してゴールですが、
  雨で運動場はぐちょぐちょです。
  でも、そんなの関係無くゴールに飛び込んで行きました。

  結果、11時間57分49秒。 100Km男子63位で無事完走しました。

  ここはRCチップ等の計測が無い為、正式タイムは後日となりました。

  スプリットタイムは次の通り、
25Km 2:42 2:42
50Km 2:55 5:38
75Km 3:07 8:45
100Km 3:11 11:57

  今回、村岡は10回記念という事で、ゴール後に但馬牛のステーキを食べました。
  (勿論参加者無料で)



  勿論、美味しかったです。

■ 帰路
  一息ついた後、車で着替え、車を動かし帰路に着きました。
  前日良く眠れたので、疲れては無いと思い、そのまま来た道を帰ってましたが、
  やはり疲れがでたのか、途中高速のサービスエリアに車を止め仮眠しました。

  蜂に刺された腕は、起きたときにはかなり腫れあがってて、ジンジンしんがら
  運転して帰りました。

感想
  この大会はエイドの食べ物が豊富で充実してます。
  おにぎり、果物(ミカン、ブドウ、ナシ、リンゴ)、プリン、ヨーグルトまであります。
  プリンは乳酸を分解する為、疲労を抑えるという噂(本当かどうかは知りません)があり、
  5〜6個は食べたでしょう。
  途中、流し素麺(100Km限定)もあるし、カレーライスもあります。
 
  今回、いつものようにガスター10を飲んで胃腸をケアして走りましたが、
  全く吐き気がありませんでした。
  なので思う存分食べる事ができました。
  天候のせいかも知れません。
  過去雨の中のウルトラの大会では吐き気を感じたことが無かったですから・・・
  新たな発見です。(←今頃かぁ)

  最後に、完走メダルはありません。 それはとても残念です。 (完走タオルは有りました。。。)
  でも、本当に走ったナ〜って感じの大会でした。
  いい想い出になりました。

  でも、蜂には注意しましょう。
    
 
水都大阪100Kmウルトラマラニック(2009年 第1回大会)
データ
 (100Km)参加数:218名、完走者:185名、完走率:84.8%
  曇りのち晴れ、一時雷雨

出発
  前日受付が1618時と云うことで、のんびり岡山を出発。
  今回は、はっぴーずメンバーと参加してきました。

  受付、スタート会場の大阪城では、着々と準備が進んでました。




  大阪城は、小学校の修学旅行と、新婚旅行のフライト前のブラブラ時間つぶしに
  訪れた以来です。

  明日は、ここがドラマの出発点です。

  そして、勿論、夜は、はっぴーずのメンバーでお決まりの居酒屋宴会。
 次の日があるので、ほどほどに???して就寝。
  
■ レース
  宿泊のホテルが大会会場に近い事も有り、ギリギリに出発。
  アーリースタート(1時間前スタート)も有りますが、通常スタートでエントリー。

  ウルトラ100キロにしては遅い6時半スタート。
 天気予報では、雨でしたが、幸いにスタート時点では曇天で、清々しい風が心地好い、
  絶好の走り日和です。

   
いよいよ長い一日のスタート。

  まずは、大阪城を一周。そのまま大川沿いの遊歩道へ。

  ここは木が両側に生え、散歩には気持ち良さそうな場所です。
 そして、淀川の河川敷を京都方面へ。
  途中、淀川新橋を対岸へ渡り、枚方パークの観覧車が見える頃に1回目の折り返し。

  大小5ケ所の折り返しが有り、その度にゼッケンにチェックされていきます。
 そのまま来た道を帰り、しばし殺風景な河川敷を走ってると、
  途中エイドで、たこ焼き発見。


 焼きたてで、アチチチ・・・美味しいけど、ちょっとやけどに注意が必要です

  そして赤川鉄橋で淀川を渡るのだけど、ここは、足元が木の橋でレトロな感じ、
 でもいざ走ると、木が揺れるし、ボルトは外れそうだし・・・
   
ちょっと走るには酷な橋かな

  そのまま新幹線の高架をくぐり、十三方面へ。
   
またまた美味しそうな素麺エイド発見。

  ここらでは、お天とう様も出てきて、天気予報では、雨じゃ〜無かったの?
 と疑わさせるくらいの晴天に。

  帽子は被っているもののサングラスも無く・・・かなり眩しい。。。
 しかも顔から首までも真っ赤にヒリヒリ。
   
汗もダラダラで氷で身体を濡らしながら走りました。

  ここでまたまた折り返し。来た道を再び戻り。

 今度は枚方方面へ。さすがに同じ道を3度目、だいぶ景色も飽きてきました。
   
ってか、河川敷だから淀川に入って、ずーっと代わり映えの無い景色ですが・・・
  
そして枚方公園で3度目の折り返し。

  折り返し多いのは、知り合いと多くすれ違うので楽しいのだけど、同じ道を4度目・・・
 かなり精神的にしんどいです。

  そして、82キロ地点くらいで、急に雲行きが怪しくなり、瞬く間に、雨が。
  
やっと天気予報の通り???、じゃ〜無く、はんぱ無くシャワー如く土砂降りに、
  しかも雷も、
さすがに雷はヤバイな〜と思ってたら、
  ちょうど鳥飼大橋下のエイドがあり、雨宿りする事、1015分。
   
止みそうにもないし、身体は冷えるし、皆気にせず走ってるので、
  そのままゴールへ向って走ることに。


  それ以降は、当分土砂降りと雷が続くものの、そのうち小降りになり、
  ゴール前では止みました。

   
ただ、河川敷はあっという間に一面水溜まり。
  どこ走っても障害競走の池状態で、靴はびちゃびちゃ。
 途中、もう気にせず、水溜まりン中も何のそので、走りづらかった〜〜〜。
   
しかも、さっきまで暑かったのに、急に今度は寒くなり。。。

  そこへ、大川へ入るエイドで、お汁粉発見、2杯食べて、身体も温まり、疲れも取れて、
  そこから完全復活。
   
ゴールの大阪城へ向かいました。

  途中、4度目の小さな折り返し後、大阪城へ入り、目の前にゴールが・・・
   
と、思いきや・・・
  おもいっきりスルーして、再びスタートと同じ大阪城一周コースへ。

 なんでやね〜ん、とツッコミ入れたくなるほど歯がゆいコースです。

 最後に大阪城の城前で最後5度目の折り返しのチェックをして、
  大阪城をグルっと周り、やっとゴール。

  記録、10時間30分01秒、32位でした。
  中間点の通過が、4時間57分15秒。後半も思った程落ちてませんでした。



■ 帰路
   帰りは、新大阪駅で、恒例のラーメンを食べて帰路につきました。
  大阪は近く交通の便もいいので、レース後余裕で帰れます。


感想
  コースと云うと、大阪城発着、大川から淀川の河川敷を走るかなりフラットなコースです。
  淀川の上流摂津、枚方と大阪市内十三を往復、100キロは大きく3度の折り返しがあり、
  知り合いに多く会えるし、知らない人も声援を掛け合えるし、
  単調な以外はとてもいいコースでした。

  都会中を走るのに、信号も無く、誘導係さんがいる程度で
  警察、警備さんを必要としないコース取りも凄い。

  エイドは最高、作りたてのたこ焼きや、素麺、お汁粉等・・・
  5キロ毎ですが、充実したお楽しみエイドが盛り沢山でした。

  記録を狙うには、いい大会だと思います。
    
 
児島半島港めぐり100Kmマラソン大会(2009年 第2回大会
データ
 (100Km)エントリー:24名、完走者:16名、完走率:66.7%
        晴れ

■ レース
  2009年時点で唯一岡山県内行われるウルトラマラソンです。。

  昨年は第1回目という事で是非とも参加したかったんですが、
  故障に泣きエントリーを断念、今年も仕事が忙しく練習不足なんで
  かなり悩みましたが、最近あまりウルトラへの参加ができてなかったので、
  締め切りギリギリに申し込みました。

  一クラブの主催ともあって参加人数は、24名。
  エイドも、車で移動でサポートのため、後半全くエイドが間に合わず、
  ただ幸いにコース上にはコンビニ、自販機とも多く(山の上の除く)、
  何とかしのぐ事ができました。
  勿論、交通規制無し、ただ制限時間は18時間と長いので、
  交通ルールを守って、ゆっくり走りましょう!

  スタート、ゴールは、鷲羽山ユースホステル前。
  児島半島を一周する実際は102.8キロのコース。
  海岸線有り、山々のアップダウンふんだんに盛り込まれたタフなコースです。

  見慣れた地域で、事前に車でコース下見したせいか、
  走ってる最中は新たな発見はありませんでした。

  スタートして若干のアップダウンを難なくこなし、途中までは楽しく
  快走が続きましたが・・・
  やはり練習不足だったせいなのか、それなのに最初から飛ばしたせいなのか、
  はたまた中盤の金甲山(403m)、貝殻山(288m)を勢いよく駆け上って
  下ったせいなのか、70キロ手前より膝に激痛が走り、
  以降殆ど歩いてしまいました。

  当然、参加人数が少ない為、前後には誰も見当たらず・・・

  玉野中心部では、一人ゼッケンをつけて、何か足を引きずりながら走ってる
  人がいるなんて思われてたかも知れません。

  玉野では、あまりにもお腹がすいたので、街中のコンビニで、プリン買って
  人目も気にせずコンビニの駐車場食べてました。

  そんなこんなで、かなりモチベーションが下がってたので
  膝痛もあって途中何度もリタイアしようと思ってました。

  80キロ手前、玉原親水公園では、もうリタイアしてもいいわと思って、
  公園の木陰のベンチで20分ほど爆睡。

  フッと目が覚めると、ちょっとヤル気が復活したので、
  歩きをいれながら前へと進みだしました。

  その先には、まだまだ王子が岳、鷲羽山の山登りがありましたが、
  途中葡萄マラソンを終えた”はっぴーず”の応援団等に励まされ
  何とかゴールする事できました。

  やはり地元の大会は、知り合いが多く応援に来てくれてありがたいですね。
  ただ、途中の応援は皆無ですが。。。

   結果、12時間48分10秒。 7位で無事完走しました。
   前半50キロまでは、4時間53分と快調だったんですがね。
  後半は・・・かなり不本意な結果となってしまいました

   こんな坂で膝が壊れるようでは、まだまだ修行が足りません。
   練習不足を補うには、日ごろの筋トレ、特に腹筋背筋にくわえスクワットは
   欠かさず必要そうです。


感想
  コースはキビシく、まだまだ9月下旬でも暑い季節でかなり過酷なレースですが、
  山からの眺め、青い海等景色はとても良いです(・・・はずです)。
  今回は見惚れる余裕がなかったですが・・・

  手作り感あふれる大会で、途中、エイドが間に合わないハプニング等ありましたが、
  実行委員やボランティアの人達の頑張りは伝わってきてたし、
  ある程度最初から予想されてたので、あまり気にはなりませんでした。

  コースも前日、車で下見していたおかげで道を間違うことも無かったですが、
  一応道に白線は引いているものの、初めて走ると、ちょっと不安な面がありますね。

  それでも大会を、しかもウルトラを一走遊会のクラブが運営るのは、
  かなりの苦労があったと思います。
  ホントお疲れ様、有難うございました。って気持ちになりますね。

  
    
 
チャレンジ富士五湖(2010年 第20回大会
データ
 (112Km男子)
申込者数546人、参加者数502人、完走率60.56
         平気温度6.0℃、-2.715.1℃、晴れ

■ 出発
   112キロにエントリー、前回15回大会に参加した時は、同じコースで
   117キロだったんだけど、正式に測定したら112キロだったみたい・・・

   前回は95キロ(正式には90キロ?)で吐気によりリタイヤしたので
   今回はそのリベンジです。
   勿論第20回に記念大会だしね。

   移動は、前回同様飛行機と高速バス。
   相変わらず高速バスは渋滞に巻き込まれ、今回は中央道の事故で予定より
   1時間遅れで富士吉田駅に到着。

   折角、富士吉田に来たので、名物吉田うどん巡りをと思ってたんですが、
   バスが遅れたので富士吉田駅に近い“ふじや”1件のみ、
   名物のえび天うどんを頂きました。



   そこからは、路線バスで受付の富士山アリーナへ。
   会場では、色んなイベントがあり、モロモロの粗品をゲットしました。

   又、レースプロデューサーの24時間テレビでおなじみの坂本さんの話や
  ゲストで丸山和也(政治家)や猫ひろし、エリックワイナイナのトークショーや
   最後にワイナイナに握手してもらいまいた。



   ホテルは最安ねらいの雑魚部屋を予約、ホテルの送迎バスで送り迎えしてくれて
   助かったんですが、最初はどこへ連れて行かれるかと思うくらいの山ん中で、
   携帯は圏外、孤立した場所で3日間過ごしました。
   安いから仕方ないか・・・

   富士近郊は昼間晴れてても、風が冷たく、気温よりは体感は涼しく感じます。
   ウルトラに関しては、走りやすいので良くも有り、ただ長く走ると
   身体が冷えてくる為悪くも有る、微妙なコンディションが予想されるので、
   服装には要注意です。

■ レース

   スタートは、富士北麗公園を5時半に出発。
   別々で富士吉田入りした岡山のやまざるさん(旧のぶさん)と合流。
   残念ながら途中ではぐれ、結局殆ど一人で走ったんですが・・・

   スタート時の気温は0度、途中は氷点下まで下がるなど、予想通りの寒さのため
   ビニールを被ってスタート。

   ただ故障続きであんまり練習もできてないので、キロ6分半ペースで
   最初からゆっくり走ることとした。

   この日は天気も良く、富士山がとても綺麗です。
   スタート直後の朝焼けにそびえる富士山。



   コースは前回である程度把握してるので、少し気楽で走れました。

   最初は山中湖へ。



   前回は綺麗な逆さ富士が見れましたが、今回はペースも抑えてたので
   遅かったせいもか、水面は船の往来で少々波があり、くっきりした逆さ富士は
   見れませんでした。

   途中30分遅れでスタートした100キロの部の先頭集団に次々抜かれていきました。

   一番大きい山中湖を一周し富士吉田市内へ。
   途中27.6キロ地点でビニールを脱ぎ捨て、富士急ハイランドを横目に過ぎ川口湖へ。

   河口湖大橋を渡る。



   最初のエイドで猫ひろしが応援してくれてたみたいですが、気付かなかったです。

   河口湖周辺では、今年も桜が綺麗に咲いてました。



   ここからは徐々に上り傾向。

   西湖へ。



  精進湖へ。



   そして、本栖湖へ。
   本栖湖のレストステーションでは、やまざるさんの奥さんが応援してくれてました。

   本栖湖といえば、1000円札の絵柄。



   前回は雪の為、本栖湖の途中で折り返しでしたが、今回は本栖湖ちゃんと
  一周できました。

   ここから来た湖の対岸を走って帰るわけですが、未知のコースです。
 
前回リタイヤした野鳥の森公園を過ぎ、西湖、河口湖対岸を走り、
   一路、富士吉田市街地へ。

   最後、麗公園へのひたすら35キロの上り、完走が見えたので頑張って走りました。

   結果、1時間3815秒、112キロ男子148
 
手元時計での20キロ毎のスプリットの結果、
20Km 2:14:58
40Km 2:13:20
60Km 2:19:31
80Km 2:28:50
100Km 2:37:51
112Km 1:38:15

 
レスト休憩や上りを除けば、最後まで平均してキロ6分半で走れました。
 

感想
   天気は良くても風は涼しく、朝夕は冷え込みがあるのでウェアー選びは注意が必要。

  景色は最高なんで、何度も走りたいコースではありますが、
  交通費など高くつくのでそこが悩みどころです。
  今回、前回雪の為封鎖で走れなかった
本栖湖の対岸が走れ、体調面や、練習不足と
  必ずしもベストな状態でなかったので112キロ無事完走できたので良かったです。