MASAHISA TSUKAMOTO ARCHITECT OFFICE
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大浦港待合所 | |
建築用途 客船待合所 建築種別 新築 建設地 岡山県笠岡市飛島 構造 木造 階数 平屋建 延床面積 24.59u 竣工 2016.12.14 |
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大飛島は、岡山県南西部の笠岡市の笠岡諸島の南部に位置する。瀬戸内は穏やかな海だが海流が複雑で、以前は砂州を形成する事で有名な島であった。古の歴史もある島。そこに、客船の待合所を計画した。敷地は、造成計画と共に計画し以前の待合所は、客船乗り場から遠い立地だったが、海に近い位置とした。面積は約25平米。規模は小さいが、この計画に通り土間を中心とし、瀬戸内の小道風情を意識し、外壁も瀬戸内ならではの焼板(杉)とした。耐久性、メンテナンス性は重要事項であるが、焼板は、それをクリアできる逸材として採用になっている。軒は、低く抑え、垂木を現し、落ち着いた雰囲気とした。通り土間は、外部と同じ仕様で半屋外的にし、エントランスと兼ねた東西の通路により向かい入れた人に東への動線を誘うものとしている。西方面は海が見え、景観を切り取っている。待合所の壁は桧板、天井の野地板は杉とし材種の変化を楽しめる空間とした。 |