木版画のいろいろ / 道具と材料
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下絵/トレース
版木に転写
4 いろいろな彫り
5 バレン・刷毛の使い方
6 刷りのまえに
7 ボカシ刷り
8 ゴマ刷り
9 べた刷り
10 作品の仕上げ
11 「不二山」の制作
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木版画にはたくさんの種類があります。
一色だけの一版刷り、それに手彩をしたもの、
錦絵の時代に多く見られる輪郭線のある多色刷り、
分解法による輪郭線のない多色刷り、
黒い紙に刷る陰刻法
一つの版を彫り進めて多色刷りをする彫り進み法、
板目ではなく木口を使った木口木版、
木目を生かして刷る木目版画、など
日本の木版画の種類の多さは世界に例を見ません。


木版画の道具もピンから切りまであります。どこまで道具にこだわるか?によって選択する道具は違ってくると思います。特にバレンの性能は作品の仕上がりを大きく左右します。安価なバレンでは刷れません。この刷れないことが木版画は難しい!面白くない!になってしまうことも多々あります。道具はある程度の性能を持ったものを揃えることをお勧めします。


木版画のいろいろ 
 
一版刷り(線彫り) 多色刷り分解法
一版刷りで線を彫っただけの作品 「コイノボリ」 輪郭線のない多色刷り、赤と黄色の版、緑の版、グレーの版の3版で刷られています。
 
一版刷り 陰刻法
平刀、丸刀、三角刀、それぞれの刀の味を生かした一版刷り 黒いケント紙に白のガッシュで刷ったもの、彫ったところが黒い輪郭線になるので、一版で多色刷りができます。
 
多色刷り主版法 
輪郭線(主版)のある多色刷り、この輪郭線の版を色版の数だけ刷り、他の色版を作ります。


木版画の道具と材料
 
彫刻刀
には、その作業に応じた刀があります。版木刀、丸刀、三角刀、平刀、見当のみ、などがあります。写真の左から6ミリの版木刀、三角刀、6ミリの平刀3ミリの丸刀、6ミリの丸刀の5点があればよいでしょう。写真に写ってる方の刃が表刃でその裏側の刃を裏刃といいます。
  > 初心者や女性の方におすすめのパワーグリップ彫刻刀5本組

バレンには、200円のスクールバレンから10万円をこえる本バレンまで、さまざまです。200円のスクールバレンでは刷れません。竹の綱をよりあわせたバレン芯を使った本バレンの使いやすさはすばらしいものです。しかし、高価なのでなかなか手に入れにくいものです。最近では、竹の代わりに撚糸を使ったものや、プラスチック製の安くて刷りやすいものもあります。左の写真にあるディスクバレン(新日本造形社)は 竹皮に包まれてないので竹皮が破れませんし、水に強いという利点があります。
  > ディスクの交換もできて竹皮不要の遊学社ディスクバレン

刷毛 
写真の上に3個ならんでいるのが丸刷毛です。版面で絵の具とのりを混ぜ合わせるときに使います。色々な大きさがあって広い版面や、つけ合せボカシなどに使用します。写真の右下に3本並んでいるのが、すり込み刷毛です。これも使い方は丸刷毛と同じです。比較的小さい版面に使用します。写真の左下に2本並んでいるのが、運び筆です。絵の具を版面に運ぶための筆です。わたし個人的には日本画用の筆のほうが汎用に使えていいと感じています
  > 使いやすい鹿の夏毛を使った、ホルベイン刷り込み刷毛(ぼかし刷毛)一覧

水刷毛 
和紙を湿したり、版木に水を与えるときに使います。
水刷毛はとても高価なので日本画用の絵刷毛やデザイン用のものを代用すればよいと思います。
 
和紙 和紙には、鳥の子系、奉書紙系、がんぴ紙系などの種類があります。そして、匁(もんめ)という単位で和紙の厚さが決められています。8匁〜25匁ぐらいのものがありますが、厚みが厚くなるほどバレンの効きが悪くなります。
  > 越前から土佐まで揃う小津和紙の版画用紙

版木 版木にも沢山の種類があります。さくら、ホウ、カツラ、 シナベニヤなどがあります。シナベニヤが安価で大型の作品の制作にもむいています。建材用のシナベニヤと木版用のシナベニヤは構造が違います。木版用を使いましょう。版木には当たり外れがあります。これはもうしょうがないので表面が悪い版木に当たっちゃった場合はサンドペーパーをかけることをおすすめします。まず、120番のぺーパーをかけて、400番のペーパーで仕上げればよいでしょう。木目と同じ方向にかけるようにしてください。べた刷りが楽になります。→ 版の仕込み
 
絵の具 木版画に使用する絵の具には、水性絵の具、油性絵の具、その他と大きく分けて3種類あります。油性のものでは、油絵の具、各種のインクなどがありますが、油分が多すぎたりして紙をいためたり、版をいためたりするのであまりおすすめしません。その他として「キラ」「金」「銀」などがあります。直接刷ったり、にかわ、アラビアゴム、うるしなどを先に刷りその上に散布して特殊な効果をだします。有名なところでは写楽の奴江戸兵衛のバックにキラが刷られています。最後に水性絵の具ですが、水性絵の具にも不透明水彩絵具日本画水性絵の具ポスターカラーなどがあります。版をいためたり、紙をいためたりしませんし、取り扱いも簡単です。もっとこだわるのであれば日本画用の粉末絵の具です。発色が違います。
  > 初心者の方におすすめのサクラ木版画絵の具 

その他 下絵の段階で色鉛筆とスケッチブック、トレースの段階でトレーシングフィルム(トレーシングペーパーより正確にトレースできます。)、版木に転写の段階でカーボン紙刷りの段階で澱粉のり、和紙を湿すもの、筆洗、絵皿などが必要です。



 木版画工房 アトリエ・キューブ プレゼンツ 木版画入門のための道具 
 木版画入門キット 「道楽」

木版画を始めるにあたって、
どんなものを揃えたらいいか?というご質問が多くあります。そこで、私が木版画教室で使っている道具と材料をセットにしてご案内することにいたしました。基本の道具をB4サイズにまとめた安価でコンパクトなセットです。まず、このセットでスタートされてから、徐々に必要な道具を揃えればいいと思います。

※彫刻刀、色鉛筆、筆記具、文具(テープ・押しピン等)、絵皿、筆洗等は 木版画入門キット「道楽」には含まれておりません。価格は税込み価格(一部の商品を除き5l〜10lOFF)です。

単品の販売も承ります。送料は別途となる場合がありますが、できるかぎりお安くコーディネートさせて頂きますのでお問い合わせください。

2,550円(@2625−)

4,400円(@1575-×3)

2,700円(@1575×2)
バレン
(新日本造形社ディスクバレン)
竹皮の交換が不要のため入門用として最適です。またディスクが減ったら交換することができます。

  
刷り込み刷毛(10号×3)
刷り込み刷毛は夏の鹿毛が一番適していると思います。墨用、赤系、青系、10号サイズをと3本用意しました。
絵刷毛(15号×2)
和紙を湿すための水刷毛はとても高価です。絵刷毛で代用しました。和紙湿し用と版面湿し用の各1本用意しました。

200円

350円

500円
作業マット
摺りやさらい彫りのときに活躍します。B4サイズ
和紙湿しセット
B4軟質ファイルと黄ボール紙2枚で作ったものです。
間に和紙を挟んで湿します。
A4サイズまでの作品ならこれで十分です。
黄ボール紙は新聞紙等と比べ長く持ちますし、水の含みも良好です。
オリジナル和紙
(B5版40枚セット)
練習用に最適です。低価格でありながら、楮も入ったものです。

(ビデオ「独楽」中で使用しているものより薄手で、湿しも早く、バレンも良く効きます。)

700円(@140×5)

1,300円(@1449−)

300円
版木(4ミリ)5枚セット
ウッドライクさんの版木です。
一般の画材屋さんのものとは一味違います。
 
絵の具
さくら木版画用絵の具7色セット 
トレーシングフィルム
・当て紙・カーボン紙

トレーシングペーパーよりも安定しているトレーシングフィルムと刷りを助ける当て紙(工房菊英)を用意しました。
トレーシングフィルム×3
当て紙×3
カーボン紙×2
 
上記9点セット 木版画入門キット 「道楽」 ¥13,100- (税込み・送料無料)

木版画入門キット道楽、木版画用品単品の ご注文・お問い合わせは>>>こちら 
見て、真似て、学ぶ 木版画入門講座 ビデオDVD 「独楽」 ¥5,800−
テキストよりも簡単に「見て真似て学ぶ」をコンセプトに制作いたしました、私のセルフ撮影ビデオDVDです。
初心者の方にも解りやすく、刀やバレンの使い方、道具の揃え方、から一版刷りから多色刷りまで、小品の制作を手元をUPでご覧いただけます。 詳しくは→こちら

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