出張☆リーダーの会  2017年

      パセージなどのご縁で、リーダーとして呼んでいただいている会のページです♪

                          
<なないろの会>

 倉敷市二日市の駕龍寺を使わせて頂き、外遊びのグループ「レインボー」のメンバ ーが発起人となって、
原則毎月第2木曜日、第4火曜日に、子育てに関する会として行っています。
(29年度から、活動の週と曜日が変更になりました。)

内 容は子育てで具体的に困った出来事について、パセージのテキストにもとづいてみんなで考 えることを中心に行っています。
お子さんの年齢が0歳から小学生ぐらいの親御さんの参加 が多いです。

29年度から、2回開催の内容を分けることになりました。
当面、第2木曜日にパセージ・フォローの会(日程の末尾に「
」の表示)、
第4火曜日にどなたでもお越しいただける従来のなないろの会として活動します。

 
 
日 程: 
6月27日(火)  7月13日(木)   7月25日(火)
            
         
会 場: 駕籠寺  ( かりゅうじ 倉敷市二日市600 )

参加費: 300円 (リーダーの交通費)


リーダー: 田中 新一  日本アドラー心理学会認定 家族コンサルタント

問い合わせ・連絡先 : あるふぁの会  田中 佳子




<ねっこの会>

パセージを受けてくださったご夫婦がお世話して下さり、井原市西江原公民館で、
原則毎月第2金曜日に子育てに関する会として開催中です。

内容は子育てで具体的に困った 出来事について、パセージのテキストにもとづいてみんなで考えることを中心に行っていま す。
お子さんの年齢が1歳から小学生ぐらいの親御さんの参加が多いです。



日 程:  7月14日(金)

会 場: 井原市 西江原公民館

参加費: 300円 (リーダーの交通費)


リーダー: 田中 新一  日本アドラー心理学会認定 家族コンサルタント

問い合わせ・連絡先 : あるふぁの会  田中 佳子



<にこにこ@玉島>

アドラー心理学を熱心に学んでいる方がお世話して下さり、倉敷市の玉島市民交流センターで、
原則毎月第3木曜日に子育てに関する会として開催中です。

内容は子育てで具体的に困った 出来事について、パセージのテキストにもとづいてみんなで考えることを中心に行っていま す。
お子さんの年齢が幼稚園から小学生ぐらいの親御さんの参加が多いです。



日 程: 6月15日(木) 7月6日(木)

会 場: 倉敷市 玉島公民館長尾分館(5月のみ)  

参加費: 300円 (会場費・リーダーの交通費)


リーダー: 田中 新一  日本アドラー心理学会認定 家族コンサルタント

問い合わせ・連絡先 : あるふぁの会  田中 佳子






******** なないろ・ねっこ  活動の風景 ***********



6月9日 ねっこの会

6月のねっこの会は、大人8人、こども2人での活動になりました。
初めての方が2人おられたので、リーダーが「アドラー心理学」の説明をした後、「今日、ここへ来た目的」を含めた自己紹介をしました。アドラー心理学では、「目的」を大切に考えているので、自分のこの行動の目的は何なんだろう?と考えてみませんか、というのが一つの提案でもあります。
時間の関係もあって、その後すぐにテキスト1L「子育ての2種類の目標」を確認しました。目標の一致ができたところで、いつものようにエピソードをお願いしたところ、「子どもがやらないと決めたことについて、やった場合の達成感と本人の思いのどちらに行けばよいのか」というお話が出ました。このお話は、まだレポートの域でしたので、レポートとエピソードの違いや、何故エピソードから考えて行くのか、などの説明を交えながら、もう一度「エピソード」をお話いただくようお願いしました。今回は、事例をテキストに沿って点検していくことにして、まず2Lを読みました。事例提供者さんがお子さんの行動のどの部分を不適切と思っているかを確認し、2Lの1〜4のどれに当たるか考えて行きました。メンバーさんから2の可能性、事例提供者さんからは2,3,4の可能性が出されました。次に、3L、4Lを読み、今回不適切と思われている子どもが決めたこととは、関係のないところで、子どもの適切に正の注目をして勇気づけて行くことが、一つの案として出されました。最後に5Lを読んで、「勇気づけ」について具体的にどうするのか学びました。
今回は、会のスタートが30分ほど遅れたため、全体に駆け足で内容を考えていくことになり、初めての方には少し分かりにくいこともあったように思います。

最後に、どんなことを学ばれたか、次回までにやってみようと思うことを発表していただき、会を終わりとしました。




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6月8日 なないろの会F

6月8日のなないろの会は、大人10人、子ども7人での活動になりました。
まず、今回は参加者が多くなったので、フォローの回で目的としていること、「できる工夫を考えるシート」の説明をしました。
パセージのコース終了後初の参加の方もおられたので、「テキストで分かりにくかったこと、考えてみたいことはありますか?」という問いかけから入りました。これには意外に反応がなかったので、ペアで前回どんなことを学んだか、など近況報告をしていただき、ウォームアップしました。そして、その感想の中から一つ事例をいただき、シートに記入しながら、考えていくことになりました。
お子さんが何か使った後に元にもどさず、次に使おうとする時「ないない」と言って探す、というお話でした。
実際のやり取りを書き上げて、他のメンバーから開いた質問をしてもらい、感情のレベルをチェックします。それから、お子さんの適切な所、事例提供者さんの適切な所をあげて、「この場面で学んでほしいこと、知ってほしいこと」を考えました。この時、親の側だけOKの目標ではなく、子どもの側にもメリットがあるかどうか、を丁寧に見て行きました。「そのためにできる工夫」を考えるところでは、パセージ・フォローの回なので、課題の分離、共同の課題、をしっかり意識して、子どもの話を聴くこと、問いかけをすることで、まとめとしました。
母親としては、子どもが困っている場面では、ついつい「言葉で頼まれる」前に手伝いに入ってしまいがちなことが多いと思いますが、心理面の目標、行動面の目標のことを思い出すと、やはり目標の一致の上に進んで行かないとな〜と、つい最近の自分の失敗を思ったkoyoshiさんでした。

最後に、今日学んだこと、次回までにやってみようと思うことを発表していただき、会を終わりとしました。


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5月12日 ねっこの会

5月のねっこの会は、大人10人、こども2人での活動になりました。
初めての方、久しぶりの方、パセージから皆勤の方、総勢「10人」はねっこの会としては久々の二桁となりました。

自己紹介の後、ペアで「子どもが20歳になった時、どんな大人になっていてもらいたいか」という願いを出し合ってもらい、それを発表した後、テキストの「子育ての2種類の目標」を確認しました。初めての方以外は、みなさん何度も話し合っていただいた「目標」ですが、お子さんの成長に合わせて、「自分が段々分かって来る時期になって来たのかもしれないが、自分に自信を持ってもらいたい。」など、親としての願いも徐々に変化しているのが実感できる内容で、子育ての目標は、繰り返しになっても考えてみる意味はあるなと思いました。

その後、いつものようにエピソードをお願いしたところ、「パセージで家族会議を学んでやってみたら、子供達が楽しんで参加してくれた。旅行のことを話し合った時に予算のことも話したら、それを意識して子供達が行動してくれた。子供達の誇らしそうな様子もとても嬉しかった。」というお話をいただきました。日常の他の場面でも会議の時のように「はい!」と挙手することで、互いの言い分を聞けるようになってきているのが嬉しい、というとてもほっこりするお話でした。うまく行った時には、何らかの形でパセージのテキストを使っていることが多いものですが、それをはっきりと意識することができれば、次の機会にはさらに上手に使うことができると思います。みんなで、テキストのどのページを使っているか見て行きました。

まず、「さらに子どもの話を聴く」の11L・5「開いた質問」が出ましたが、ここから各自考えたことが広がって行き、11L・6「子どもの考えを推量する」11L・7「あなたの考えを伝える」9L「子どもの話を聴く」の1〜4の項目も読みました。開いた質問の段階を飛ばして、閉じた質問でこちらの考えを子どもに伝えて失敗した事例、自分の考えを先に言って子どもの反応が悪く、謝った後に子どもの考えを聴いて修復できた事例など、勇気づけの第1歩として、「子どもの話を聴く」ということの重要性、さらに「話を聴く」ことの目的はどういうことなのか、そのことをしっかり意識しておく必要性を再認識する話し合いになりました。
この他に、10L「ふたたび勇気づけ」の1「子どもを信頼しよう」2「子どもを尊敬しよう」や、15L「みたび勇気づけ」の1「子どもを理解しよう」3「こども自身に考えてもらおう」も上がりました。
パセージのテキストって、本当に宝の山だな〜と思いました。
最後に、どんなことを学ばれたか、次回までやってみたいと思うことを発表していただき、和やかに会の終わりとしました。

片付けをして部屋を出てみると、1歳のRちゃんが私の靴を履いてパタンパタンと歩いていて…それがもう可愛くて仕方なかったkoyoshiばぁばでした♪


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5月11日 なないろの会  F

5月11日のなないろの会は、大人5人、子ども3人での活動になりました。
パセージ・フォローの回で、参加者が少なかったので、じっくりエピソードを聴き、ロールプレイにも挑戦した贅沢な会になったと思います♪

まず、前回どんなことを学ばれたかという振り返りから入りました。前回の「習慣作り」の話については、「話し合ったことでスッキリと腑に落ちた」という感想があり、テキストの1Lを読んで、子育ての目標を再確認しました。そこから、気がついたことを話し合い、続けて最近気になっているエピソードを出していただきました。

幼稚園に行く時間を子どもが気にして、それに関連して朝起きのことを話し合って決めたが、なかなか決めた通りに出来ない、というお話でした。先ず、事例提供者さんが、そのエピソードの中のどの部分を「不適切」と考えているのか確認し、テキストの2L「どんな場合に子どもは不適切な行動をするか」1〜4を読み、点検してみました。次に、具体的な朝のやり取りをホワイトボードに書き上げて、それを実際の位置関係も入れてロールプレイで再現してみました。「役者」の入れ替えもしてみた後、ロールプレイしてみてどんなことを感じたか、どんなことを考えたか、入れ替え版ではどうか、などについてお話を聴いて行きました。事例提供者さんが、感情的にならないよう意識されていたこともあって、心理面の目標はおおむねOKのようでしたが、気になっていることについてもう少し工夫するために、お子さんと事例提供者さんの適切な所を探し、「お子さんにどんなことを学んで欲しかったのか」を確認して、パセージのテキスト全体を使った代替案を考えて行きました。
開いた質問を使った問いかけや、互いに冷静な時に子どもの話を聴き、これからどうするか相談する、などの代替案が3つ出ました。
これまでのなないろの会では、人数の関係もあって本格的なロールプレイは出来ないことが多かったので、今回は役者をした人も見ていた人も、いつもとは少し違う学びがあったようでした。

最後に、今日学んだこと、次回までにやってみようと思うことを発表していただき、会を終わりとしました。





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4月25日 なないろの会

4月25日のなないろの会は、大人6人、子ども3人での活動になりました。
今回は、どなたでも参加できる従来の「なないろの会」ですが、4月は新年度の慌ただしさで例年参加者が少なく、6人というこじんまりした会になりました。

新しく参加して下さった方がおられたので、テキストの1Lを読んで、パセージの子育ての目標を話し合っていただき、目標の一致をしてスタートしました。次に「気になっていることについてお話を」とお願いし、エピソードを出していただきました、…とはならず、実際には、「うちの子は、いつも〜なんです。」というレポートを話していただいた後に、リーダーの質問で徐々にエピソードを語る段階に移行していく、というのが実情です。この「レポートを語り」それから、いろいろ問われる中から「エピソードを語る」という体験自体も、非常に意味のあることだと私は思っています。私達は普段あまり意識しないまま、各自の「仮想の世界」に生きている、とアドラー心理学では考えています。まず、その「自分の仮想」に気づくことは、課題を解決していくための大きな一歩ではないかと思うのです。この事例では、お子さんが度々口にする言葉が非常に気になっておられたのですが、テキスト2L「どんな場合に子どもは不適切な行動をするか」を読み、やり取りの中の(−)の感情についてもチェックして、お子さんがその言葉を口にする目的は?と考えて行くと、事例提供者さんの意味づけとは全く違う方向もあるかも知れない、という見方が浮上してきました。その上、ホワイトボードに書き出したエピソードには、提供者さんが願っていた「適切な行動」を、お子さんが実際にやっている部分も含まれていたのです。これに気づいた時、提供者さんは思わず大笑いでした。
最後に、今日学んだこと、次回までにやってみようと思うことを発表していただき、会を終わりとしました。



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4月14日 ねっこの会

4月のねっこの会は、大人9人、こども4人での活動になりました。

3月にパセージが終了したばかりですが、ねっこの会ではまだパセージを受けておられない方もいらっしゃる上、パセージ期間中は会がお休みだったので、子育ての目標を再確認して、前回から今回までの間のお話を伺うところからスタートしました。

一人の方から、「子どもの話を聴く」について、子どもが自分から発信しないと誘導尋問のようになってうまく行ってないように思う、というお話がありました。この事例を点検して行くために、まずテキストの9L、11L「子どもの話を聴く」を読み、次に4L「子どもの不適切な行動にどう対処するか」へ戻り、具体的なやり取りを見て行きました。その中で4L−2・3の「不適切に注目しない」「適切に正の注目を与える」を考えるために話し合ったところ、他のメンバーさんから「正の注目をすると、子どもの適切な行動が増えて行き、楽しかった」というお話が出ました。それに関連して、今度は3L「正の注目と負の注目」の復習です。 パセージを受講したメンバーさんに、他にテキストのどこが使えそうか考えていただき、3R「親が変わらないと子は変わらない」、22L「頼み方のこつ」、25L・30Lの感情のページ、最後にもう一度11Lに戻り、ダイナミックな復習のまとめとしました。子どもを理解するための開いた質問の代替案も出て、みなさんの笑顔で会を締めくくりました。


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4月13日  なないろの会  F

4月13日のなないろの会(パセージフォローの回)は、4人の方の参加で行いました。 

3月にパセージが終了したばかりで、新年度からなないろの会を1回はパセージフォロー、もう1回をこれまでと同じくどなたでも参加できる会、と内容を変更して初めての活動でした。 

最初に、「パセージの後、3週間ほど経ちましたが、何か質問はありませんか?」という所から入って行きました。メンバーさんの一人から「37L−2習慣作りを目標にしない」について、コースでここを学んだ時に納得はしていたけど、やはり習慣にして欲しいと思うことがある、というお話がありました。例えば、「生活習慣病」の裏返しではありませんが、親としては、子どもに健康的な生活習慣を身につけて健やかに暮らして欲しいと思うものですよね。そのお気持ちもよく分かります。 

でも、よく読んでみると、テキストには「習慣作りをしない」とは書いてないんですね。「習慣作りを目標にしない」なんです。パセージでは「子育ての目標」は、どこまでも「自立する・社会と調和して暮らせる」「私は能力がある・人々は私の仲間だ」ですから、「習慣作り」は目標ではないですね。また、これに関連して、失敗した場合や共同の課題を作れる場合、「4L−4同じ状況でのより適切な行動の仕方を一緒に考える」等々、かなり広い範囲を絡めたパセージの復習になりました。 

後半は、振り返りのシートを準備して、気になっていること(エピソード)を書き込んでもらい、そこからお子さんの適切なところ、ご自分の適切なところ、学んでほしかったこと、代替案としてパセージのテキストのどのページを使えるか、を見て行く予定でした。託児ボランティアの方も来て下さっていたのですが、やはりお母さんの傍から離れられないお子さんもいて、集中して書き込むことには少しムリがあったようでした。 

みんなで考えたのは、「兄が組み立てていたプラレールに弟があたって崩れた」という事例だけになりましたが、それぞれの適切探しもみなさんかなり上達してきてスムーズに進んだので、今回は不適切に見えている行動「つねる」の良い意図「蹴ってはダメだと伝えようとしている」(不適切な行動の中の適切な側面)を考えることにも挑戦しました。そこから代替案に繋げようと、テキストをあちこちめくりながら考えていきました。結局、本人にも自分の良い意図が理解できるように、弟にもどうすればいいか考えてもらえるように、という方向で、まず開いた質問で子どもの考えを聴いてみようということになりました。いつもリーダーが言いますが、「答えは一つではありません。」実際にお子さんに問いかける中から、また新しい展開も生まれてくるのではないかなと思いました。 

最後に、「今日学んだこと、次回までやってみようと思うこと」を発表していただき、会を終了しました。