「マリオカート」 について


 ここで言う『マリオカート』とは、NINTENDO64のもの(1996年発売)でも、GBAのもの(2001年発売)でも、GCのダブルダッシュ(2003年発売)でもない。
 1992年にSFで発売された、一番最初の『スーパーマリオカート』である。
 今でもやっている。
 任天堂らしい、やわらかいドット絵と、完成度の高い操作性やシステム、いつまでやっても飽きないおもしろさ。調度良いくらいの単純さと複雑さ。実にバランスの良いゲームだった。
 と言って、その後のマリカーシリーズがおもしろくないというわけではない。偶然、僕がSF版のマリオカートをやりこむ機会があったというだけで、第一他のシリーズはほとんどやったことがない。任天堂はいつもゲーム性(パーティー性というべきかもしれない)を追及したゲームを作ってくるから、大体のソフトは面白く仕上がっている。
 要は出会い方の問題なのだ。
 一番最初に何に出会ったかというのは、かなり大きく影響するような気がする。例えば64版に慣れた人はSF版よりもそっちの方が面白いと言うかもしれないし、今の子供なら、SF版なんておもしろくも何ともないのかもしれない。
 まあそれはともかくとして、せっかくやりこんだゲームなので、そのテクニックをまとめておこう、というのが今回の目的。


1、基本(ドリフト)

 このゲームにして最も基本であると同時に最大の技術。これが出来るようになると、マリオカートがぐっとおもしろくなる(多分)。


@、とにかくドリフトする

 最初はとにかくドリフトしてみて、曲がり方とかを覚える。はじめは訳が分かんないが、ともかくも曲がれるようになるまではやってみるしかない。(ドリフト中にもう一回じゃんぷすると、簡単にドリフトを止められるので使ってみると良いかもしれない。ただ、ミニターボのかかり方に若干の違いがあるような気がする。)

A、カウンターを当てる

 ドリフト中に曲がる方向と逆に十時キーを入れて意図的にドリフトをやめる方法。

B、くっと曲がる

 ドリフトのためにジャンプした瞬間、曲ろうとした方向の外側にカートがぶれる。これをつかってバナナを回避したり、うまくいけば赤こうらも回避できる。

2、キャラクター

 全八種類のキャラクターは、自分の好きなのを選べばよいかと思う。僕はノコノコ・キノピオを使う(気のせいかもしれないが、キノピオよりノコノコのほうが若干速い気がする)。ドリフトの細かい操作の出来る、最も使い勝手の良いキャラクター。グランプリだけでなく、VSでも使いやすい。僕は対戦しかしないので、タイムアタックは度外視している。たぶん、すごくうまい人はクッパ・ドンキーを使う、当然一番速いから。マリオ・ルイージあたりが調度良いかもしれない。


3、アイテムの使い方 (主に2P対戦中の技術)

 コース中に必ず一群はある?の群れ。目押しが出来るのかどうかは分からないが、自分で押して止めたほうが割りと有利なアイテムが出る気がする。赤・緑こうら、バナナ、羽、きのこ、スター、かみなり、ゴースト、コイン、がある。


@、赤こうら 

 最も使い勝手の良いアイテム。対戦中なら相手が嫌な顔をすることは間違いない。

・後ろから当てる
 相手が前にいるときに使う。遮蔽物がないことを確認し、出来るだけ直線中に使うのが望ましい。コースの広いところで使えば、ジャンプで回避されても一回転して当たってくれる可能性が高い。ただ、その場合は意外と自分に当たりそうになったりするので注意。

・前から当てる
 広いコース、カーブなどで赤こうらを使うとちゃんと相手のほうに向かっていく。自分が1位の場合、最下位の相手に向かっていくので、2Pマッチの時は非難されるのを覚悟で使えば、相手が諦めるくらい大幅に差をつけられる。

・回避
 これは様々方法がある。羅列すると、羽、スター、バナナ、緑こうら、赤こうら、きのこ、ドリフト、壁を利用、など。かわそうと思えばかわせるものである……なんとか。

 = 羽……当たりそうなところでジャンプする。広いコースだと一回避けても、一回転して再度来ることがあるので注意。
 = スター……これも当たりそうなところで使う。
 = バナナ、緑こうら……直線コースで自分の後ろに置けば赤こうらと当たってくれる。自分がまっすぐ進むことが重要。
 = 赤こうら、緑こうら……発射してうまく迎撃する。バトルゲームでは時々やることがある。相手と向き合っているとやりやすい。レース中でも壁を使ってうまく反射させればできる……かも。
 = きのこ……当たりそうなところでダッシュして急に方向を変える。あまり成功を期待しないほうが良いかも。
 = ドリフト……「くっと曲がる」のを利用する。もうすぐ当たるなー、というところで「くっと曲がる」と赤こうらを透かすことが出来る(成功率は、あんまり高くない)。タイミングよくドリフトジャンプでよけることもできるが、こっちはより運任せ。アイテム不要の最強にして最終手段。
 = 壁……赤こうらは小刻みに震えることが多いので、長い直線なんかで壁際(くっついてるくらい)を走っていると、自然に回避できることが多い。
 = ゴースト……相手の赤こうらを奪う。これが出た場合、大抵は相手が適当にこうらを使う。
 = スピード……赤こうらのスピードはカートの速度に比例するので、例えば停止した状態から打つと、そのスピードはかなり遅くなる。この場合は普通に走ってさえいれば当たることはないので、わざとこうらがついてくるように走ることも出来る。それで相手に当てる、のはかなり無理だが。一定時間以上かコース上のアイテム数が増えてくると自然に消えてしまう。うまくすると、それをこうらにあてて回避、というのも出来る。ただし相手が正面から当ててくれば、ついてきた分と二つあたることになるが。

*ドリフト中はアイテムを使うことが出来ないので、そこを狙うと回避されずに当てることが出来る。また、赤こうらでプレッシャーをかけて相手に先にアイテムを使わせてしまう事も出来る。

A、緑こうら、バナナ  

 緑こうらは十時キー下を押しながら使うと自分の後ろにおくことが出来る。カーブのところや、ブーストマークのところに置けば、かなり邪魔をすることが可能。ただし、自分にとっても邪魔になる。バナナの方は十時キー上を押しながら使うことで前に飛ばすことが出来る。うまく狙えば相手の真上に落ちて回避すら出来ない。今まで一回もそんなことはないが(コンピュータはよくやってくる)。

B、羽、きのこ  

 どちらもショートカット用に使うことが出来る。あとはちょっとした回避行動。お化け沼コースなんかではショートカットが用意されているので、コースを見て見つけて欲しい。150cc、キノコカップのお化け沼コースでは、スピードさえ乗ればキノピオでもドリフトジャンプでショートカットは可能。ジャンプバーの飛んだ高さで目安をつけると良いかも。
 また、きのこでは水面を跳ねるのを利用してショートカットが可能。ドーナッツ平野コースでは羽が出ないので、この方法で越えることが出来る。

 上図は[ドーナツ平野1]で、@スタート近くの水面に向かって方向を変え、Aきのこを使って水面に向かってダッシュし、Bタイミングよくドリフトジャンプをして水面を跳ねる、という手順。キノコダッシュが最高速度の時にドリフトジャンプをして水面に飛び込むと、そのまま石の水切りよろしく、ぴょん、と跳ねる。手前の水面でも可。参考までに、こちら。ちなみにうまくいくと8秒を切れる。

C、スター 

 めちゃくちゃ速くなるが、ドリフトですべるようになるので注意。僕の場合はスターを使った後はドリフトせずにブレーキを使う。曲がりやすくもなっているので、下手にドリフトするよりは良いと思う。バトルゲームではこれで体当たりはなかなか難しい。主に回避用に使うが、赤こうらを相手にヒットさせた後にこれがでるとくるくる回っている相手のところに行って、連続ヒットを狙うことが出来る。なかなかえげつないものである。

D、かみなり 

 技術はいらない、運しだい。2位以下で出る。相手をちびにした後はすぐに踏まないほうが良い。のろのろ走っている方が差をつけられるからだ。そして、もうすぐ切れるというところで踏むのが良かろうと思う。

F、ゴースト 

 相手のアイテムを盗めるが、すでにアイテムを使っている場合、次の周回まで待たなくてはならない。レース時は透明になる効果はあまり役に立たないが、バトルゲームの時はこれで居場所をくらませられる。相手が使った場合、相手の画面を見て大体の位置を判断する。これプラス、スターで当てられたりすると、何もないところでいきなりスピンするので、かなり不気味な感じがする。

E、コイン 

 出たらすぐ使うと良い。一定以上コインがあるとスピードが速くなる……らしいので、余裕があれば出来るだけ多めに取っておきたい。

 とりあえず、この辺で止めておく。上記は記憶に頼って書いただけなので、間違いもあるかと思う。語句なんかも適当である。いたって中途半端。

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