ご存知の通り、除夜の鐘は
1.眼(げん)・耳(に)・鼻(に)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の六根のそれぞれに好(こう:気持ちが好い)・悪・(あく:気持ちが悪い)・平(へい:どうでもよい)があって18類、この18類それぞれに浄(じょう)・染(せん:きたない)の2類があって36類、この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、人間の煩悩の数を表す。
2.月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108となり、1年間を表す。
鐘を撞く前には鐘に向かって合掌する。108回のうち107回は旧年のうちに撞き、残りの1回を新年に撞く。
本来は、108回の鐘は除夜だけでなく毎日朝夕撞かれるべきものである。しかし、普段は略して18回に留められる。
3.四苦八苦を取り払うということで、4×9+8×9=108をかけたとも言われている。
と、言われますが。
当寺におきましては、毎年紅白が終わる11時45分頃からつき始め、年を越しお参りされた方全ての方に撞いていただくので、108どころか、多い年は130回位撞くときもあります。従って、毎年眠るのは3時頃になり、寝正月を迎えます。
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