2サイクルエンジン


今では車にはほとんど使われなくなった2サイクルエンジンだが、小型バイクや草刈機、チェーンソー、小型船外機、小型発電機など小型軽量なものには使われている
白い排気煙が嫌われものだが、バイクの物はほとんど分離給油のオイルになって排気煙も減少した
草刈機、チェーンソー、小型船外機、小型発電機などはまだ混合ガソリンだが、2サイクルオイルも煙の少ないものに改良されて昔よりはましだ
船外機の大きいものは4サイクルが多くなってきた
2サイクルの利点は小型軽量、部品点数が少ない、故障が少ない、分解整備がやり易い、常に新しいオイルで潤滑されているので寿命が長い、などあるが、欠点としては、オイルが燃焼するのでカーボンだ溜まりやすい、低回転が苦手、排気音が大きく甲高い、燃料消費が4サイクルより多い
スパークプラグの消耗が早い、シリンダーにポートが多いのでピストンリングが折れやすいなどある
私の90CCのスクター、家の草刈機、ばあちゃんのスクーターなど2サイクルだ
3艇目までの船は全部2サイクルの船外機だった、今はデイーゼルエンジンのインアウト
ゴーカートやモトクロッサーなども今後2サイクルエンジンが使われるだろう
モトクロッサーなどは植物油のカストロールレーシングオイルがよく使われていて、独特の匂いがする
レーシングモトクロッサーは250CCで40馬力以上発揮するエンジンが多い、日本のメーカーでは、ヤマハ、ホンダ、スズキ、カワサキなどがある
(混合ガソリンとは、ガソリンに20対1から50対1の2サイクルオイルを混合して潤滑させるガソリン)
分離給油の2サイクルエンジンに混合ガソリンを入れてもかまいませんが、排気煙は多くなります、オイルポンプが故障した時などは有効です
2サイクル船外機にハイオクタンガソリンを入れている人がいますが、害はありませんがレギュラーガソリンと同じ出力しか出ません
デイーゼルエンジンにガソリンを入れると故障の原因になりますしエンジン停止します
ガソリンエンジンに軽油をいれた場合もエンジンは止まります