拝啓船長殿


ボートやクルーザーの船長さん、マリンライフを楽しんでらっしゃいますか
楽しいマリンレジャーやスポーツもエンジントラブルなどがあると、すべてだいなしです、もし、海水浴や釣りをして、さあ、帰ろうと言う時
あなたの愛艇のエンジンがかからなかったらどうしますか?
普段から、マリーナやボートショップで定期的にメンテナンスをしている方は大丈夫でしょうが、船のエンジンは車と違い高回転で酷使される
上に、塩水との戦いがあるので、出先でトラぶらない保証はありません

私の場合は、簡単なトラブルは修理して帰れる工具や予備パーツを船に積んでいます
海上で修理が困難なときは、補機のエンジンで帰れるように、混合ガソリンを積んでいます、8馬力の船外機の補機なので速力は6ノットくらい
しか出ませんが、普通の3倍時間をかければ帰れます

最初船についている工具は簡単なものしかないので、必要と思う工具一式工具箱へ入れて持っています
予備パーツは、スパークプラグ8本と、ヒューズ、CRCスプレー、くらいです

よくある簡単なトラブルの例をあげてみましょう
1,2サイクル船外機を低回転で流したために起きるスパークプラグのカブリ
2,バッテリーのメインスイッチの接触不良
3,バッテリーターミナルの緩み
4,キャブレターのオーバーフロー
5,エンジンを止めて長時間漁探を使った為におきるバッテリー上がり
6,ガス欠
対策は
1,は予備のスパークプラグと交換する
2,はCRCなどをスプレーするかメインスイッチを直結にする
3,は工具でターミナルのナットを増し締めする
4,はドライバーの柄の部分でキャブレターのフロート部分を軽くたたいてやると直る
5,は予備バッテリーに変えるか、充電機能のある発電機で充電するしかないので、ない場合は、補機で帰る
6,は船長の資格がない、帰れるだけの十分な燃料を積んで出るしかない、予備燃料も忘れずに

これ以上の修理は専門の整備士の分野になりますが、船外機の場合は、航行中にエンジンのコンロッドがクランクケースから足だしをした
という例もあり、車のエンジンでは考えられないようなトラブルもあります
エンジントラブルは、即、漂流につながります、できるだけ、補機のエンジンをつけるか、二機がけのエンジンにしましょう