船の推進方式     

小型モーターボートから大型船まで一番多く使われている推進方式はぺラを回転させて推進する方式だろう
水上バイクやジェットボート浅瀬の川などの観光ボートなどにジェット推進がつかわれているがまだ数はぺラに比べると少ない

一番多く使われているぺラの推進機でも種類があるので紹介しよう
小さい方からいくと、船外機やインアウトに使われるドライブがチルトアップして係留保管時はぺラが水面から上がるタイプ
次がインボードと呼ばれるシャフトブラケットで常にぺラが水面下にあるタイプ
インボードでも、油圧などでシャフトごと、アップできるタイプも数は少ないがある

故障が少ないのは、インボードタイプでシャフトにペラが取り付けられているだけなのでシンプルで故障が少ないが、水深が深くなるので
浅い海域は航行できない、舵は別に舵板を設けないといけないので、バックの舵ききが悪いなどがある

船外機タイプは、ペラとエンジン全体がチルトアップするので係留保管には、一番適している浅瀬もチルトを少しあげれば何とか航行できる
大型のエンジンはなく、最大でも250馬力くらいまで、また、ガソリンエンジンだけなので燃料代は船のエンジンでは一番高い
舵はペラごと動かして舵にしているので、バックのききもいい

ディーゼルとガソリンの両方があるのがインアウトタイプで、エンジンは船のスターン側にあり、ドライブだけがトランサムボードの外にあるタイプ
ペラがチルトするので船外機と似た特徴があるが、チルト機構を持つのでメンテナンスには一番金がかかる
定期的に、チルト部分のユニバーサルジョイントのゴムプーツを交換しないといけない
ペラはチルトするが、ドライブのケーシングはいつも海水にひたしたままなので、痛みやすい
このタイプには、ボルボのデュオプロのように二重反転ペラのタイプもあり、スピードの効率はいい

一番浅瀬航行が可能なのは、ジェット推進だが、海面のゴミなどを吸い込むと取り除くのに苦労する、砂や石ころなどを吸い込むとインペラ
が痛んでしまう
エンジンの馬力当たりの推進効率は一番悪い
水上バイクなどは、バックはない,ジェットボートなどはバックはあるが、舵が逆に切らないといけない

特殊船としては、ホバークラフトやプロペラボートなどもあるがごく一部でしか使われていない