メンテナンスをしょう

ボートのオーナーさん船長さん、船のメンテナンスやってますか?、マリーナやショップにメンテナンスを依頼しているオーナーさんはいいのですが
私のような、貧乏船長は、船検以外のほとんどのメンテナンスは自分でやっています(整備士なので)
今のボートは5年乗っていますがノントラブルです、消耗部品はスパークプラグ4本交換と、ドライブのギヤーオイル2回交換だけです(自前)

漁師さんのようにほとんど毎日乗る船は運転時間は多くても意外とエンジンの調子はいいものです
我々、遊びや釣りで乗る船はよく出航しても年間50回でしょう、私の場合は30回位で、1回の運転時間は1時間くらいがほとんどです
エンジンのアワーメーターがないので年間の運転時間は不明ですが、私のやっている船外機のメンテナンスを紹介します

1,毎年春先のシーズン始めの点検整備は、舵のメカニカルワイヤーグリースアップ、バッテリー液の補充、バッテリーターミナルの緩み、電圧のチェック、スパークプラグの点検磨耗していたら交換、シフトスロットルのプッシュプルケーブルの動きのチェック、油圧チルトの作動確認、エンジン始動と検水口の確認、メインスイッチの作動確認くらいです

2,毎回出航時の点検は、エンジンオイル(2ストローク用)の量確認、燃料残量の確認、補機の始動確認、補機用混合ガソリンの残量確認
本機用予備ガソリンの確認、予備オイルの確認です

船のエンジンは車と違って惰力がないので、常に高回転で駆使されます、したがって古くなるにしたがってトラブルも増えてきます、だいたい船外機
は5年過ぎるとトラブルが多くなると言われています
いつも、全開スロットルで航行している船外機は5年持たないでしょう
私の115馬力4気筒2サイクルエンジンは、6000回転で30ノットですから、いつもは4500回転20ノットくらいを巡航速度にしています

陸置きの人で船を上げてエンジンを掛けているのはいいのですが、必ずエンジンフラッシュバルブをつけて水道水を通して掛けましょう、インペラー
が破損します、また、エンジンは必ずアイドリング回転で回し、空ふかしはやめましょう

その他としては、ペラの変形や船体の傷、船底付着物などの点検もありますが、一番良くないのは、何ヶ月も何年も出航せず、放置船にすることでしよう、陸置きはまだいいのですが、桟橋などの係留保管の場合は、係船ロープやもやいの腐食切断による他船への衝突などによる迷惑でしょう
メカに弱い人は業者さんにやってもらうしかありませんが、出航して釣りなどした後、帰ろうと思ったらエンジンがかからないときなど、自分で直して
帰るか、補機で帰るか、マリーナへ携帯電話して救助に来てもらうしかないでしょう、そんなことのないよう普段からメカの勉強とメンテナンスに心掛けましょう、海の上はどこでも携帯電話がつながるとは限りません
youzou