マリンエンジン  

通常船のエンジンをマリンエンジンと言う
小さいのは2馬力の船外機から大きいのはアメリカ軍の空母の何十万馬力までさまざまだが、我々の乗っているフ゜レジャーボートは一級最大艇
が60フィートくらいだから1000馬力くらいか、これくらいだと500馬力の二機掛けになるだろうが

種類はディーゼルとガソリンに大別され、ガソリンエンジンは2サイクルと4サイクルに分かれる
ドライブとマウント方式により、大きい順に、インボード、インアウト、船外機の順になる、ついでに推進方式は、ペラ、はシャフト、インアウト、ジェット
推進も水上バイクや、ジェットボート、特殊船にある

それぞれのエンジンに一長一短があり技術の進歩と共に、短所も少なくなってきている
200馬力前後を中心にして一番多くの機種がひしめきあっている

2サイクルの船外機は小型軽量に作れるため船のエンジンに適している、2馬力から250馬力くらいまである
長所は軽量で、給排気のバルブやカム、カムチェーンなどがないため、構造が簡単で故障も少なく修理もしやすいので小型ボートには一番適している、短所はガソリンの消費量が多いこと、オイルもガソリンに比例して消費する、排気ガスにCO,HCなどの有害成分が多い、オイルもいっしょに
燃焼するので煙となって排出されるなどがある、大きくなるほどエンジン音が大きく航行中は会話ができない

最近注目を集めていて、ヤマハ、ホンダ、スズキなどの大手船外機メーカーが次々と新機種を出しているのが4サイクルの船外機だ
2馬力から今年秋に発売の225馬力くらいがラインナップされる
2サイクルの欠点をおぎなっているが、短所もある
長所は排気がきれいなこと、音が静かなこと、2サイクルの燃費の3分の2くらいで経済的、オイル代も安くつくなどがある
短所はバルブ機構を持つため、構造が複雑になること、重量が重くなり、大型化がむずかしい2サイクルより値段が高いなどが上げられる

最近あまり人気がないのがガソリンエンジンのインアウトエンジン、昔から小型艇に使われていてコストもディーゼルより安く100馬力くらいから
400馬力くらいが多い、スピードを出すパワーボートには一番適している

燃料代が安くて注目を集めているのがディーゼルエンジンだが、こちらは小さく作るのと軽量化はむずかしいので60馬力以上くらいからが多い
軽油はガソリンよりも安い上に申請すれば地方道路税が免除となる、これは船だけの特典で道路を走らない農業機械は適用されない
ディーゼルエンジンは、点火系に電気を使わないので故障が少なくエンジン自体も頑丈に作られているので故障が少なく、マリンエンジンには
一番適しているが、値段は一番高く200馬力の2サイクル船外機と200馬力のディーゼルエンジンとでは100万円以上の価格差がある

それぞれのユーザーに適したエンジンを選択できるのも船の特徴である
わが艇のエンジンは115,馬力船外機で1時間あたり巡航4800回転で50リッターの燃料を消費するので125リッターのタンクで2時間くらいが
航続時間の目安となる、海には、ガソリンスタンドがないので船長さんガス欠には注意してください、出来れば予備タンクもって行きましょう
補機が2サイクル混合なら混合ガソリンもね      youzou