船底塗装

船を港や桟橋に係留保管していると、船底にフジツボやこけ、かきなどの海洋生物が付着するのでだいたい半年に一度くらい船底の塗装を
しなければならない
業者にやってもらえば3万円くらい、自分でやれば2万円くらいでできる、どちらにしても年に2回の船長の役目だ

以前の塗料はスズなどが混入されていて、一年に一度くらいの塗装でよかったらしいのだが、塗料に含まれているスズは魚の体内に残留するとの
理由で使用禁止になり、現在はほとんど使われなくなり、自己研磨型の塗料になった

船底に海洋生物が付着しないようにする為には、陸上保管が一番いいのだが、経費が高くかかる、海上に係留したままでも船底付着物が
付かない方法もいろいろ考えられているが、完璧なものはまだないようだ

バッテリーとモーターを使った湾曲型の船台で船を水面から少し上げて生物が付かないようにする方法
船の船底をシートで包み太陽光線をさえぎり、生物の発育を抑制する、これはシートの中に海水は入るので100パーセント完全ではないようだ
似た方法で、船底を特殊な網で覆い、海洋生物を網に付着させる方法
17フィートくらいまでの小さいボートならトレーラーで引いて持ち帰る
ジェットスキーや、分割できる船は、トラックに積んで帰る
4トンのユニッククレーン付きのトラックなら25フィートくらいまでの釣り船は上げ下ろしできるので、トラックで運搬する
漁港などに見られる、船をウインチで港のスロープへ引き上げておくなどが考えられる.

いろいろな方法が考えられるが、出航する回数や使い方、目的などによるが大型船から小型のモーターボートまで共通の課題だと思う
一度塗装すると3年くらいは生物が付着しない塗料はできないものだろうか、今年も5月に船底塗装したので、もうじき2回目の塗装をしなくては
いけない、冬場の半年より夏場の半年の方が海水温が高いせいか、よく付着する