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職場環境等要件についてwork

「介護職員処遇改善加算」は、平成24年度から介護サービスに従事する介護職員の賃金改善に充てることを目的に創設されたものです。

平成29年度の介護報酬改正においては、介護人材の職員定着の必要性、介護福祉士に期待される役割の増大、介護サービス事業者等による昇給や評価を含む賃金制度の整備・運用状況などを踏まえ、事業者による昇給と結びついた形でのキャリアアップの仕組みの構築を促すため、更なる拡充がされました。

また、令和元年10月の介護報酬改定においては、介護職員確保・定着につなげていくため、処遇改善加算に加え、「介護職員等特定処遇改善加算」を創設し、経験・技能のある介護職員に重点化しつつ、介護職員の更なる処遇改善が行われました。

社会福祉法人寿光会での算定状況や賃金以外での処遇改善に関する具体的な取り組みについて、見える化要件に基づき、以下のとおり報告します。

区分 内容 寿光会の取り組み
入職促進に向けた取組 他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築 派遣人材紹介等を活用し、無資格・未経験でも積極的に採用しており、未経験者ができる業務から次第に慣れていけるよう、適性を見てフロア配属をしている。また、正規・非正規を問わず採用後には新人研修を実施して知識の習得に努めるとともに、メンター制度の下、教育担当の職員が実務の指導を行っている。
資質の向上やキャリアアップに向けた支援 上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保 定期の職員面接以外にも、現場のマネジャーからの要請に応じて不定期で個別の面談を行っている。スキルアップを望む職員には外部研修の情報などもその場で伝えて、施設内にとどまらない研修機会を提供している。
両立支援・多様な働き方の推進 職員の事情等の状況に応じた職務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備 家庭の事情を考慮しての短縮労働の制度、日勤のみの職員採用、必要に応じた始業・終業時間の調整など、できうる限りライフワークバランスのとれた勤務ができるよう配慮している。非正規職員から要望があれば、正規職員に転換できる仕組みを整備している。
有給休暇が取得しやすい環境の整備 急用時でも取得できる環境にしている。また、有給が使用しやすい業務量の調整や代替職員の確保をするようにしている。
腰痛を含む心身の健康管理 事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備 事故対応マニュアルの整備と活用をはじめ、その他業務ごとのマニュアルを整備し、職員が安全にサービス提供ができるようにまとめている。
生産性向上のための業務改善の取組 タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量の縮減 ケア記録はすべてタブレット入力で行い、業務量の削減に努めている。
高齢者の活躍(居室やフロア等の掃除、食事の配膳・下膳などのほか、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供)等による役割分担の明確化 高齢者の採用により、掃除・洗濯など介護業務以外の業務を役割分担している。
業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減 介護記録の電子化によって、記録ソフトの申し送り機能を活用して他部署との連携も迅速に図れるように、また、事故報告等も記録入力から反映できるようにシステム化している。
やりがい・働きがいの構成 ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善 朝礼や引き継ぎにより、各勤務帯の職員が情報共有できる時間を確保している。また、定期的な部署会議の開催でフロア内の改善点や各委員会からの伝達事項を話し合っている。
施設 介護職員処遇改善加算 介護職員等特定処遇改善加算
特別養護老人ホーム寿光園 加算Ⅲ 加算Ⅰ
寿光園短期入所生活介護事業所 加算Ⅲ 加算Ⅰ
寿光園デイサービスセンター通所介護事業所 加算Ⅲ 加算Ⅰ

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